愛知県豊川市・久保町の駄菓子屋 ~そうだったのか!名の由来 駄菓子屋ちょっと~ 

愛知県豊川市。

佐奈川・豊川・音羽川・・・・・
三河湾に注ぐ多くの美しき河川が流れる市域では、日本三大稲荷の「豊川稲荷(公式HP) 」が威風堂々と鎮座し、伝統料理やB級グルメ「豊川いなり寿司」が食べられる門前町と、旧東海道の赤坂宿・御油宿(御油の松並木 )の宿場町とが古今を問わず賑わいをみせる人口約18万2千人、徳川家由来の三河地方の一角、歴史と文化に彩られた町。
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 (豊川稲荷の参道に置かれし「狐娘ちゃん」。いいねぇ~)
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 (B級グルメ「豊川いなり寿司」をはじめ、グルメにレトロに最高!)

今回紹介しますは、その豊川市の名鉄線「国府駅」すぐそばに2011年OPEN。

バスケのコーチや着付けの先生などの地域・社会活動と、自身の仕事をこなしつつ、「社会の大切な一員である子供達に、同学年(タメ年)・同学校以外の関係を結べる場・練習の場を築いてあげたい」との想いから開業、とても若々しく明るいおばちゃんが魅力の「駄菓子屋 ちょっと」です。
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(正面入り口のシャッター。もんじゃの文字がいい味だしてるねぇ~)
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 (庭先から軒先へ!!靴を脱いで入るジャパニーズスタイル!)

なんともユニークな名前の「ちょっと」。

「ちょっと行ってくるね!」
「ちょっと出掛けてくるね!」

その名の由来は、「子供達が家を出る際の言い訳です。かつて私も使ってましたし(笑)」との事。

家族に言いやすく、そして嘘でもない、何とも言えない温かみ!
それを聞き、筆者の胸の内は驚きと感心(感動と言った方がいいかも!)が同時に渦巻きました。

さらに、「月・木・金、ほかは都合の空く曜日の3時半~に店を開けているので、「ちょっと」の時間というもかけてます(笑)」との事。
益々イイねぇ~。とてもホッコリしますよね!
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(自宅をそのまま開放!それが逆に深く見事な味わいに!)
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 (さすがは着付けの先生!見事なバランス配置!!)

靴を脱いでから入店する、ジャパニーズスタイルの「ちょっと」。

日本家屋が持つ風格と、駄菓子・駄玩具が持つドリーム感が妙にマッチしていて、とても深い味わいを出しているのにびっくり!!

「実家をそのまま使用しているからかしらね?(笑)。さあ、お暑いですから、こちらへどうぞ。」と案内された部屋。と言っても、出入り自由のくつろぎ空間。言うならば、駄菓子屋内の「キッズルーム」、いやいや、和室なだけに「子供の間」って感じでしょうか?

ここがまた、居心地が良いのなんの・・・
初見のオッサン(筆者です)、この部屋で駄菓子をつまみながら、おばちゃんから色々と話を聞かせてもらいましたが、時間が経つのを忘れて、思わず居ついてしまいそうで・・・・
危なかったですYO(笑)。
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(昔遊びをしたり、宿題・おしゃべりをしたり・・・まさに自遊空間)
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(一見、私物??と見えるモノもあるのが逆にイイね!!)

囲碁あり、オセロあり、机にタンスに諸々あって、まさに親戚の家に来た感でいっぱい!

ここで子供達は、昔遊び・宿題・おしゃべりなど、自分達がしたい「ちょっと」した事を自由に満喫できる!!って訳ですね!!

「駄菓子を買わずに、ストレートにこっちの部屋に来る子もいます(笑)。でもそれはそれでいいんです。むしろ、来てくれる事が嬉しいですし!」と、おばちゃん。

あいさつが子供の内から出来ていれば無問題。褒めてあげるそうです。
子供達と同じ視点に立ち、悪い事や嘘をついてしまった子にはキチンと諭し、叱ってあげる。
自身も3人の子の親ならではの想いなのですねぇ。

他人はもちろん、地域も学校も肝心の親でさえ、子供を叱れない(注意すらできない)と言った話をチラホラ聞く中で、「ちょっと」の様に、子供達と向き合ってくれる駄菓子屋は特筆に値しますね!
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(この時期には何よりの馳走。氷は自ら削るが「ちょっと」流!)
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(氷とシロップの間には隠し味。そうだよ!ゼリーだYO!!)

「子供達の名前を覚えようと必死です。でも、年のせいか・・・(笑)。「もう僕(私)の名前覚えたぁ~?前も教えたよ~」って、子供達に言われてしまう事もあります」

そう冗談めいた事を言えるのも、子供達が安心しているからこそ!同じ視線でいてあげられるからこその事!
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(沢山の創作駄菓子屋めしが!名前は子供と一緒に考えている。)

「恩返しです。子供の頃、近所の大人達から(もちろん駄菓子屋含む)してきてもらった事を、子供達にしてあげなきゃ。今度は私。私の番がまわってきたって事ですね」

大人げなく「うめぇーうめぇYO!!」と叫びながらカキ氷をかき込む筆者(この日は凄く暑かった・・・)に、優しく微笑みながら「駄菓子屋をやる意味」を話してくれたおばちゃん。

なんかね、ジーンときちゃいました。ありがとうございました。

「ちょっと」を後にして、駅へと向かう道すがら。
「駄菓子屋巡ってて良かったなぁ・・・」と思うと同時に、これからも1軒でも多くの駄菓子屋を巡り記録を残す事こそ我が使命!と改めて思うのでした!

「ちょっと」アクセス
名鉄名古屋本線・豊川線「国府」駅 徒歩2分
愛知県豊川市久保町揚畑10‐4




コメント

  1. ねこた より:

    こういう場所がとても羨ましいなぁと毎回拝見させてもらってます!子ども達が安心して行けて親も安心して行かせられる場所てなかなか現代少ない気がするから‥。
    いつもあたたかい記事をありがとうございます。取材頑張って続けてくださいね

  2. 土橋真 より:

    ねこた様。
    お久しぶりです。

    心温まるメッセージありがとうございます。
    もうない、もうほとんど残っていない……
    駄菓子屋に対する世間の見方はそうでしょうが、一つでも多くの駄菓子屋を回って、記録し続けることをこれからも続けていこうと思っております!

    今後とも御愛好の程、宜しくお願い致します!

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