東北地方の南に位置する福島県は、全国で3番目に広い県土を持ち、奥羽山脈と阿武隈高地によって会津、中通り、浜通りの三つの地域に分かれています、雪の多い会津、盆地の広がる中通り、太平洋に面した浜通りと、同じ県内でも気候や暮らしの風景が大きく違います
会津若松の城下町や喜多方の蔵の町、白河の宿場町、福島や郡山の街道沿いの町、いわきや相馬の海辺など、それぞれの土地で人や物が行き交いながら町がつくられてきました、会津には日本遺産「会津の三十三観音めぐり」もあり、観音堂をめぐる文化が地域の歴史として受け継がれています
会津では漆器や酒造、中通りでは農業や果樹、浜通りでは漁業など、土地の気候や地形に合わせた仕事が暮らしを支えてきました、東日本大震災と原発事故を経験した浜通りでは、町の再生に向けた歩みも続いています
城下町や宿場町、商店街、海辺の住宅地を歩けば、観光地として知られる場所とは少し違う、そこに暮らす人たちの日常に出会います、学校へ向かう道や昔からの商店の並ぶ通りにも、それぞれの町で続いてきた生活があります
そんな福島県のさまざまな町を歩きながら、子どもたちが学校帰りに立ち寄ってきた駄菓子屋を探していきます、雪の町でも海の町でも、子どもにとっては今日のおやつが大事なわけで、広い福島の暮らしを駄菓子屋からたどっていきます