北海道中央部、札幌市の東に位置する江別市は、石狩川とその周辺の平野に広がる町で、明治時代に宮城県からの入植や屯田兵の入地によって開拓が進められてきました、その後は鉄道や舟運によって人や物が集まり、札幌に近い農業と産業の町として発展してきた歴史があります
江別の町を歩くと、赤茶色のれんがを使った建物が目に入ります、明治24年に始まったとされるれんが生産は江別の産業として発展し、学校や倉庫、民家などにも使われてきました、「江別のれんが」は北海道遺産にも選ばれ、今も町の風景をつくる大切な存在です
江別港と鉄道が結びついた市街地では、かつて雑穀などを扱う商店が並び、野幌では開拓地を中心に農業が広がりました、現在も畑や牧草地が住宅地の近くに残り、大学や学校が集まる地域もあるなど、開拓から今の暮らしへ続く町の変化を感じることができます
野幌や江別駅周辺の商店街、住宅地を歩けば、昔から続く店と新しい住宅が混ざり、学校帰りの子どもたちが歩く道もあります、れんがの建物だけを眺めるのではなく、その周りで続いてきた普段の暮らしにも目を向けてみます
そんな江別市の道を歩きながら、れんがの町をつくってきた歴史や住宅地の風景をたどり、その先にある駄菓子屋を探していきます、開拓した大人たちが畑を広げ、れんがを焼き、町をつくったように、子どもたちは今日のお菓子を選びながら自分の町を歩いていきます