宮城県北東部に位置する石巻市は、北上川が太平洋へ注ぐ河口に広がる港町で、江戸時代には北上川の水運と海運が結びつき、米をはじめとする物資が集まる東北有数の港として発展してきました、川と海の両方を利用できる地形が町の成り立ちに大きく関わっています
石巻の中心部を歩けば、旧北上川沿いの堤防や中瀬、石巻港へ続く道があり、川と海に近い町の姿が続いています、かつて川を行き交った船や港で働く人たちの姿を思い浮かべながら歩くと、商業の町として栄えた歴史も身近になります
漁業や水産加工は現在も石巻を代表する産業のひとつで、牡鹿半島や雄勝、北上などへ足を延ばせば、海とともに暮らしてきた地域の風景にも出会います、2011年の東日本大震災では大きな被害を受けましたが、中心市街地や沿岸部では新しい商店や住宅が整備され、町の再生が続いています
市街地の商店街や住宅地を歩けば、震災前から続く店と新しく生まれた場所が混ざり、学校へ向かう子どもたちの姿もあります、港町という大きな歴史の中にも、買い物をしたり友達と歩いたりする普段の暮らしがあります
そんな石巻市の道を歩きながら、北上川の流れや港町の歴史をたどり、商店街や住宅地の先にある駄菓子屋を探していきます、昔は船で米や荷物を運び、今は子どもたちがお菓子を持って帰る、石巻の町には今日も人が歩く理由があります