立山連峰から富山湾まで広がる富山市は、神通川や常願寺川の水とともに発展し、江戸時代には富山藩の城下町として栄えました、越中売薬が全国へ広がり、「くすりのまち」として知られるようになった街です
富山駅から路面電車に乗って岩瀬へ向かうと、街の景色が少しずつ変わります、北前船の廻船問屋が並んだ通りには古い町家が残り、港町だったころの商いが今の街並みに続いています
富山市には北前船の日本遺産もあり、岩瀬の旧森家住宅や旧馬場家住宅、岩瀬まだらなどがその物語を伝えています、海から荷物が入り、薬や米などが動いた街だからこそ、人の往来も盛んでした
中心部では路面電車が住宅街と商店街をつなぎ、ガラスの街づくりなど新しい文化も加わっています、立山を背にした大きな街ですが、一本裏へ入れば学校や商店の前を子どもたちが歩く、普通の暮らしがあります
そんな富山市を歩きながら、山と海のあいだで子どもたちの寄り道を受け止めてきた駄菓子屋を探してみます、薬を売る人が全国を歩いた街なら、子どもたちだって学校帰りくらいは少し遠回りしてもいいのです