東京都・葛飾区。
もはや伝説、寅さんでおなじみ「男はつらいよ」シリーズの柴又帝釈天。
こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所HP)の舞台・亀有。
下町の酒都と呼ばれる立石にある高橋陽一氏の母校「東京都立南葛飾高校(通称・南葛)」は、その代表作品「キャプテン翼」の主人公・大空翼君の所属する学校名に。
(氏の出身地・四つ木には翼君はじめメインキャラのブロンズ像が設置されています。)
上記以外にも、荒川・中川・江戸川が流れる肥沃なデルタ区域を舞台にした多くの作品に恵まれ、その屋台骨を支える義理とモノホンの下町人情は21世紀の現在もバリバリ健在。
人口約44万人。
中川に浮かぶ夕日をめがけて小石を蹴りたくなる葛飾ラプソディな下町。

(アリオ亀有店内のこち亀ゲームぱ~く。子連れで行くけど、超リアル!)
今回は、「こち亀」で全国区のネームバリューを誇る「亀有地区」より。
創業40年以上の歴史を有し、多くの亀有っ子達に愛され続ける駄菓子屋「石川商店(ゼブラ)」を御紹介します。

(角地のとても目立つ場所。子供達の楽しげな声が聞こえる一角なり)

(AM7:00~開店って・・・スゴい!! メインの客層はタバコの販売!)
「元々文房具屋さんだったからZEBRA(ゼブラ)の看板がついてて。その名残でうちは「ゼブラ」ってここいらの子達、いえ、大人からも言われているのよ(笑)」
店内・店外にいる子供達の口から時折聞こえる「ゼブラ」という単語と、正面入り口に掲げられたカラフルでカッコいい木製の看板に刻まれし「ゼブラ」の文字を見て、その由来に興味津々になる四十路のオッサン(筆者)
早速「なぜ??」と食い入り気味に放つその問い(笑)に、歯切れ良くユーモア交じりに答えてくれたおばちゃん。
おじちゃんと二人、「ゼブラ」を切り盛りする素敵な御夫婦です。

(整理整頓!という言葉を思い出した「ゼブラ」店内の駄菓子の配置)
ある人から「西亀有にスゴイ品揃えが豊富でいつも子供達で賑わっている駄菓子屋あるよ!」っていう情報をワンハンドキャッチ。
早速訪れた筆者ですが、休みの日という事もあってでしょうか?
「ゼブラ」は入れ代わり立ち代わり来店する子供達で超大賑わい!
しかも挨拶は、「こんにちは」のトップは揺るぎないものの、「Ciao(チャオ)!」とか「Hello!」とか、国際色豊かなんですよね~。
「国際色??いつもこんな感じよ(笑)。何にしても、あいさつの出来る良い子が多いですよ。そして、ビニール袋を寄付してくれたり、ロケ(後述)の際は自宅の駐車場を貸してくれたりと、理解のあるご近所さん達にも恵まれて、楽しく駄菓子屋業を続けてます(笑)」
いや~、素敵だな~。

(「キャプテン翼」・岬君と翼君のパスワークが如し芸術的な駄菓子レイアウト!)

(「男はつらいよ」・寅さんのスーツケースの収納が如し芸術的なストックヤード!)
もちろん、素敵なのは子供達との関係やご近所との絆だけではありません!
豊富でセンスの良い駄菓子のラインナップに加え、それらの配置と在庫収納のセンスの良さと言ったら・・
「主人が自分でコツコツ作るのが好きで。ほとんど手作りです!」と、おばちゃんの説明に感心していると、この素晴らしき収納をDIYしたおじちゃんが奥から出て来てくれました。
御夫婦が共に店に立った時が「ゼブラ」の真骨頂!
多くの子供達で賑わう店内で、お会計・おしゃべり・その他諸々を二人でテキパキと温かく優しくこなしていく姿には感動すら覚えましたよ!

(万引き家族のロケ地ともなった「ゼブラ」。凄すぎでしょ!!)
2018年カンヌ映画祭パルムドール受賞 是枝祐和監督作「万引き家族」の駄菓子屋ロケ地になった「ゼブラ」。
「カンヌで受賞!って聞いた時は嬉しかった~!そして後日談。『おばちゃん!映画に出てた店はここでしょ!すげーって感動して来ちゃったよ!』って、駆けつけてくれた子達が何人もいてね!それも嬉しかったですよ!」とおばちゃん。
子供の頃に通い詰めた愛すべき駄菓子屋がスクリーンに映る・・・
驚きと共に、超絶に嬉しい気持ちが込み上げるはずですわ。
「そうだよ!ゼブラはスゴイ駄菓子屋なんだよ!」
これは、おばちゃんと話している見覚えのない大人(筆者)を不思議そうな顔で眺めていた「小さな常連クン」の、「いいね~。こんな楽しい駄菓子屋が家のそばにあって!」と言う問いかけに対しての素敵な返し。
彼にとってゼブラは、まさに「オラが駄菓子屋」に他ならないのですね。
「子供達をはじめ地域の繋がりに助けられながら、ここまで何とかやってこれました。だから、体が続く限りは夫婦で続けていきたいです。また時間ある時は遊びに来て下さい!これ、約束ね(笑)」
御二人に別れを告げ、店を出る際にかけられた温かな言葉は、齢40のオッサンの心を優しく「万引き」していったのは言うまでもありません(笑)
皆さんも変わらない町並みが妙に優しい葛飾亀有に来られる際は、「ゼブラ」で極上の駄菓子屋体験をしてみてはいかがでしょうか?
石川商店(ゼブラ)アクセス
東京都葛飾区西亀有3-17-12
もはや伝説、寅さんでおなじみ「男はつらいよ」シリーズの柴又帝釈天。
こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所HP)の舞台・亀有。
下町の酒都と呼ばれる立石にある高橋陽一氏の母校「東京都立南葛飾高校(通称・南葛)」は、その代表作品「キャプテン翼」の主人公・大空翼君の所属する学校名に。
(氏の出身地・四つ木には翼君はじめメインキャラのブロンズ像が設置されています。)
上記以外にも、荒川・中川・江戸川が流れる肥沃なデルタ区域を舞台にした多くの作品に恵まれ、その屋台骨を支える義理とモノホンの下町人情は21世紀の現在もバリバリ健在。
人口約44万人。
中川に浮かぶ夕日をめがけて小石を蹴りたくなる葛飾ラプソディな下町。

(アリオ亀有店内のこち亀ゲームぱ~く。子連れで行くけど、超リアル!)
今回は、「こち亀」で全国区のネームバリューを誇る「亀有地区」より。
創業40年以上の歴史を有し、多くの亀有っ子達に愛され続ける駄菓子屋「石川商店(ゼブラ)」を御紹介します。

(角地のとても目立つ場所。子供達の楽しげな声が聞こえる一角なり)

(AM7:00~開店って・・・スゴい!! メインの客層はタバコの販売!)
「元々文房具屋さんだったからZEBRA(ゼブラ)の看板がついてて。その名残でうちは「ゼブラ」ってここいらの子達、いえ、大人からも言われているのよ(笑)」
店内・店外にいる子供達の口から時折聞こえる「ゼブラ」という単語と、正面入り口に掲げられたカラフルでカッコいい木製の看板に刻まれし「ゼブラ」の文字を見て、その由来に興味津々になる四十路のオッサン(筆者)
早速「なぜ??」と食い入り気味に放つその問い(笑)に、歯切れ良くユーモア交じりに答えてくれたおばちゃん。
おじちゃんと二人、「ゼブラ」を切り盛りする素敵な御夫婦です。

(整理整頓!という言葉を思い出した「ゼブラ」店内の駄菓子の配置)
ある人から「西亀有にスゴイ品揃えが豊富でいつも子供達で賑わっている駄菓子屋あるよ!」っていう情報をワンハンドキャッチ。
早速訪れた筆者ですが、休みの日という事もあってでしょうか?
「ゼブラ」は入れ代わり立ち代わり来店する子供達で超大賑わい!
しかも挨拶は、「こんにちは」のトップは揺るぎないものの、「Ciao(チャオ)!」とか「Hello!」とか、国際色豊かなんですよね~。
「国際色??いつもこんな感じよ(笑)。何にしても、あいさつの出来る良い子が多いですよ。そして、ビニール袋を寄付してくれたり、ロケ(後述)の際は自宅の駐車場を貸してくれたりと、理解のあるご近所さん達にも恵まれて、楽しく駄菓子屋業を続けてます(笑)」
いや~、素敵だな~。

(「キャプテン翼」・岬君と翼君のパスワークが如し芸術的な駄菓子レイアウト!)

(「男はつらいよ」・寅さんのスーツケースの収納が如し芸術的なストックヤード!)
もちろん、素敵なのは子供達との関係やご近所との絆だけではありません!
豊富でセンスの良い駄菓子のラインナップに加え、それらの配置と在庫収納のセンスの良さと言ったら・・
「主人が自分でコツコツ作るのが好きで。ほとんど手作りです!」と、おばちゃんの説明に感心していると、この素晴らしき収納をDIYしたおじちゃんが奥から出て来てくれました。
御夫婦が共に店に立った時が「ゼブラ」の真骨頂!
多くの子供達で賑わう店内で、お会計・おしゃべり・その他諸々を二人でテキパキと温かく優しくこなしていく姿には感動すら覚えましたよ!

(万引き家族のロケ地ともなった「ゼブラ」。凄すぎでしょ!!)
2018年カンヌ映画祭パルムドール受賞 是枝祐和監督作「万引き家族」の駄菓子屋ロケ地になった「ゼブラ」。
「カンヌで受賞!って聞いた時は嬉しかった~!そして後日談。『おばちゃん!映画に出てた店はここでしょ!すげーって感動して来ちゃったよ!』って、駆けつけてくれた子達が何人もいてね!それも嬉しかったですよ!」とおばちゃん。
子供の頃に通い詰めた愛すべき駄菓子屋がスクリーンに映る・・・
驚きと共に、超絶に嬉しい気持ちが込み上げるはずですわ。
「そうだよ!ゼブラはスゴイ駄菓子屋なんだよ!」
これは、おばちゃんと話している見覚えのない大人(筆者)を不思議そうな顔で眺めていた「小さな常連クン」の、「いいね~。こんな楽しい駄菓子屋が家のそばにあって!」と言う問いかけに対しての素敵な返し。
彼にとってゼブラは、まさに「オラが駄菓子屋」に他ならないのですね。
「子供達をはじめ地域の繋がりに助けられながら、ここまで何とかやってこれました。だから、体が続く限りは夫婦で続けていきたいです。また時間ある時は遊びに来て下さい!これ、約束ね(笑)」
御二人に別れを告げ、店を出る際にかけられた温かな言葉は、齢40のオッサンの心を優しく「万引き」していったのは言うまでもありません(笑)
皆さんも変わらない町並みが妙に優しい葛飾亀有に来られる際は、「ゼブラ」で極上の駄菓子屋体験をしてみてはいかがでしょうか?
石川商店(ゼブラ)アクセス
東京都葛飾区西亀有3-17-12
コメント
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。