石川県加賀市。
2位島津家(約73万石・薩摩藩)、3位伊達家(約62万石・仙台藩)を引き離し、ぶっちぎりの全国大名石高ランキングNo.1
栄えある前田家・加賀百万石(約102万石)を支え続けた、支藩【大聖寺藩(10万石)】が我らの前身なり。
日本海を舞台に北海道・東北⇔大阪のグランドラインを結んだ北前船。
その寄港地【橋立】を本拠地に、「海運王に俺はなる!」スピリットで活躍した北前船主達は、巨万の富と名声をゲッツ〜!!
その栄華から『日本一の富豪村』の称号をもゲッツ〜した歴史の知識は、北前船の里資料館でゲッツできますよね!加賀市御出身のダンディ坂野さん。
(鶴仙渓の【こおろぎ橋】。【あやとり橋】と共に山中温泉の名所なり)
柴山潟湖畔沿い、日本三大霊峰・白山を望む
【片山津温泉】
湯の曲輪で生まれし九谷焼と温泉文化の原風景
【山代温泉】
『山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ‥』
芭蕉も惚れた名湯+絶景(鶴仙渓)
【山中温泉】
名湯・秘湯の数々を、雅な景観と粋な祭文化で包み込んだ加賀温泉郷で、おんぼらぁとしてきまっし(ゆっくりしていってください)!
会津・輪島と共に日本三大漆器に数えられる山中塗(山中漆器)・古九谷から脈々と受け継がれる九谷焼の産地としても知られる、人口約6万8百人。
北陸新幹線【加賀温泉駅】の開業が待ち遠しい‥‥
福井県と接し、加賀百万石の文化を今に残す雅な町。
(山代温泉・湯の曲輪のシンボル【古総湯】。明治期の残り香を見事なまでに表現!)今回は、九谷焼のふるさとであり、北大路魯山人翁も愛したと言われる雅な温泉街・山代温泉にある駄菓子屋を紹介します。
その名は【チイハネ堂】。
店主・吉村博美さんと筆者は、各SNS等で繋がっており、この度Zoomにて対談させて頂きました。
明るくチャキチャキした昭和レトロ好き姐さん・吉村さんとの対談は、加賀百万石レベルの楽しい時間だったこと、初めに報告しておきますね。
(なにこの、辺りに漂う『三丁目の夕日』的なノスタルジー感・・・)
(短いテントに描かれた、小さな【チイハネ堂】の文字も素敵。)壁に打ち付けられた煤けたコカ・コーラの看板。
高度経済成長期仕様の電信柱Withマルカン酢の看板。
年季の入ったアイスBOX。
井戸端会議タイプの手洗い場に置かれたFANTAの瓶に、サボテンまでありまして(笑)
最上級の凝りかたさ、Zokkon!!
映画のワンセットかと見紛うばかりのノスタルジックな輝きを放つ【チイハネ堂】を前にすれば、一気に心は昭和へタイムスリップ!
見ているだけで、懐かしの昭和ポップスが脳内を駆け巡ってきて、心の岸辺に赤いスイートピーが咲きそうになりますよね〜。
それでは、皆様も気になっているであろう店名の由来。
早速ねえさんに伺ってみました。
筆者はこう予想しておりましたYO
店の前に来ただけで『心が小さく(チイ)跳ねる(ハネ)る店※』ではなかろうか?と。
(所狭しに整然と!ゴチャゴチャと整頓された見事としか言えない陳列に脱帽!)「心が小さく跳ねる店!それもいいですね(笑)
私は子供達のこと、小さな天使達(キューピット)みたいにかわいいな〜と思ってまして。
そこから、天使の背中についている小さな羽⇒【チイハネ堂】と店名にしました。
最も、色んな意味で天使にも悪魔にもなっちゃうんですけどね〜。子供達って(笑)」と吉村さん。
おしい!
『小さく心が跳ねる店』ではなくて、天使の羽がその名の由来だったのですね!
それを聞いて改めて、筆者の心が小さく跳ねたのは言うまでもありませんよね(笑)
一見、ゴチャゴチャしてると見せかけて、とてもきれいに陳列されている駄菓子・駄玩具・ベビー服や小物達(非売品⇔売品)が、それぞれの個性を活かしつつ共存している様は、山中・山代・片山津を擁す加賀温泉郷の輝きが如し。
これは楽しいはずですわ!!
(目を凝らせば入口付近に㋠入りのマット発見!こんな感じで店内を俯瞰してみてね!)自身も5人(男子4人・女子1人)のお母さんであり、生まれも育ちも加賀市である吉村さん。
今年(2023年現在)7月14日で創業11年を迎え、地域の子供達にとって、家庭⇔学校(職場など)以外の、掛け替えのないサードプレイスになっている【チイハネ堂】を創業した動機、果たして何だったのか?
気になるところですよね!
「私の趣味でもあるレトロコレクションを誰かに見てもらいたい!という気持ちが、溢れんばかりありまして(笑)。それが店を始めようとした動機でした。
子育ても一段落して、少し自分時間がとれるようになりましたし。
『儲かるの?大変でしょう?』と当初は乗り気無しだった主人も、ついに折れて開業にこぎつけました。」
自宅の敷地内にレトロ風の建屋を新築!
壊れそうな物ばかり集めてしまうよ、輝きは飾りじゃないガラスの十代の頃よりコレクションしてきた自慢の宝達を一気にレイアウト。
駄菓子・駄玩具を敷き詰めて【チイハネ堂】は船出します。
開店の知らせを聞いた友達・近所の方々より、家にある懐かしの逸品などが次々と贈呈され、チイハネコネクションはさらに質・量共にラインナップを充実させていきます。
新築物件なのにノスタルジー大爆発という、新旧を兼ね揃えた楽しすぎる店へと、昇華するのに時間はあまりかかりませんでした。
(ちょっと待って、プレイバック×2‥..と、昔の思い出がプレイバック!)その懐かしくも新しいスタイルの駄菓子屋はすぐに地元の子供達のハートをキャッチ。
以来、店の中でも、店外でも、楽しそうな子供達の笑顔が咲き誇っています!
「地元ですし、子供達のお母さん方とも仲良くやらせてもらってます。
『うちの子、なにかしたら怒っていいから』と言われる事も多々ありますが、その前からすでに悪さした子には叱ってましたね。
『コラ〜。もう出禁だぞ〜!』ってね(笑)
ひとしきり反省したら、『おばちゃ〜ん』って、またケロッとして店に来てくれる子ばかりで。
本当に毎日楽しくやらせてもらってます(笑)」
時に叱り、共に笑い、同じ目線で時を共有する‥
5人の子育てをされた経験もあるでしょうが、吉村さんのキャラクターは、まさに駄菓子屋のおばちゃんの鏡と言って過言ではないでしょう。
(え〜。天井にまでポスター貼ってあるよ‥どうやって貼ったのか‥‥摩訶不思議なり)それにしても店内は360度の大パノラマ。
壁だけではなく、天井からも往年の大スター達が放つ視線のレイザービームがつきささってきます。
色々と俯瞰して見てみましょう!
カリスマ・尾崎豊もいるし、琉球の風が生んだ兄妹グループ・フィンガー5もいるし、いい日旅立ちの百恵ちゃんに、永遠のアイドル・聖子ちゃんもいるのか・・・
ちょっと待って、プレイバック×2 って、思わず昔の思い出がプレイバックしてしまうのはしょうがない(笑)
あっ。
そうそう。
当初はチイハネ計画に乗り気じゃ無かった旦那さん。
今では、仕事中にレトログッズに出会うと、「これどう??」と奥さんにちゃんとLINEをくれるのだとか。
それがさらに【チイハネコネクション】の充実さに磨きをかけている事は言わずもがなですよね。
まさに、【旦那道】の鏡でございますなぁ(笑)
(夜の【チイハネ堂】も素敵!本当に昭和にしか見えないよね)『子供達にとって居場所・遊び場であり続ける事。
それ以上でもそれ以下でもないですね(笑)』
これから駄菓子屋としてやっていきたい事は?という筆者の問いに即答される吉村さん。
さらに、こう続けてくれました。
『(観光地であるがゆえ)山代温泉には地元の子供達が遊べる場所って、実は少ないんですよ。
駄菓子屋を始めて、色々な子が来てくれて。
楽しそうにしてる姿をみて思いました、
こういう場所をしっかりと守っていきたい!って』
文化と伝統に彩られた加賀・山代温泉。
かの地には、その文化と伝統を未来に伝える子供達の居場所を創り、守り続ける、レトロな慕情と百万石の温もりに包まれた駄菓子屋【チイハネ堂】があります。
入れるのは平成生まれ・令和生まれの子供達だけじゃありませんよ。
失った夢だけが美しく見えるのはなぜかしら‥と、昔を述懐する、昭和時代の子供達(現・淑女紳士)だって全然オッケー!
【チイハネ堂】で、過ぎ去った優しさも色褪せた悲しみも今は甘い(遠い)記憶 Sweet Memories を見つけに行こうぜ!!

【チイハネ堂】アクセス
石川県加賀市山代温泉1-30
営業時間
平日15:00~17:30(夏季はもう少し長い)
休日13:30~17:00
定休日:毎週木曜日 第2第4日曜日
チイハネ堂公式アカウント⇒駄菓子とレトロな子供服※チイハネ堂


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