冷やして飲まば、魅惑の味。
固めて食らはば、甘露の味。

駄菓子屋(バラ)で小売店(バラ)でスーパー(大入り)で、手にして飲んだ方・食べた方も多いのではないでしょうか?

愛知県・東三河の中心都市、豊橋市に本社を構えるレジェンド企業・東豊製菓㈱プレゼンツ。

同社の柱である『ポテトスナック』シリーズと共に、アップル・グレープ・サイダーの三つの味・三つの色で輝きをスパーク中の駄菓子界のキャンパスクレヨンこと
『のむんちょゼリー』
『くるくるぼーゼリー』

生産してきたドリンクゼリー部門が9月末日に廃止を決定。
ゼリー系飲料も9月生産分をもって、その歩みを止める事となりました・・・
※詳細は東豊製菓のHP「ドリンクゼリー9月終売のお知らせ」を参照ください。getimage_shohin (1)
(のむんチョゼリー7コ入り・10コ入りの大袋。気品ある姿はTOHOクオリティ)
※東豊製菓HPより
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(くるくるぼ~ゼリー。サイダー・クリームソーダ・グレープの3タイプ)
※東豊製菓HPより

ご丁寧に鋏でカットなんてしたことないや・・・
筆者は昔から、歯でかじってあけてたなぁ・・・

昭和49年(1974年)、ポリ詰清涼飲料水が出自。
昭和62年(1987年)、ドリンクゼリーに切り替えられ、令和の今まで33年間・・本当にありがとうございました。

わが日本の製造業が抱えるラインの老朽化・後継者不足・人件費・物流(経費)の高騰・安価な海外製の流入などの諸問題は、本当に深刻です。

筆者が駄菓子屋及び駄菓子の研究を始めた2011年以来、いや、駄菓子好きだった少年の頃から数えるに、数多のレジェンドともいえる駄菓子・駄玩具が上記の何らかの事情に合致し、終売されてしまいました・・

今まで廃盤になったメーカーさん数社と知己を得て、作り手さんの想いを知るからこそ、安易に「保存だ継続だ!」と言えませんが、なんとも口惜しくやるせない思いは持ち続けております。

まるで宝石みたい!
と、筆者の母も娘も言っていた『のむんちょゼリー』。
その勇姿・味・艶やかな色を、忘れない事が何よりの餞なのかな??と思う次第です‥
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(ルビーにエメラルド。まるで宝石の様な優しい姿)

現状での流通予測は、9月生産分→1月中に完売とされている様です。

子供の頃から慣れ親しんだ『のむんちょゼリー』『くるくるぼ〜ゼリー』とのお別れを知り、多くの方が「食べたい」と思われるでしょう。

願わくば、いわゆる転売ヤーの方々には、川下で得た情報を河口付近で堰止める稚拙な行為はしない様にお願いしたいものですね。

さておき。

33年の永きに渡り、多くの保護者からの「こ、この色‥何が入っているのかわからないから、あまり飲むのはやめとき!!」の声をガン無視して、世の子供達に愛され続けた東豊製菓のゼリー系駄菓子の面々に、最大限の敬意を胸に、頭を実る稲穂レベルに垂れたいと思っております。

そして、市場から本当に姿を消してしまう・・・
その日が来るまで、大人買いをせずに、1個1個大切に味わっていきたいと思います。

本当にありがとう。
そして‥
さようなら。