桃太郎さん、桃太郎さん。お腰に付けた起備団合。一つ私にくださ‥えっ?起備団合??? 〜 北海道銘菓きびだんご〜

知らないのは恥ではない‥
知ろうとしないのが恥である‥

澤柳政太郎先生の言葉が胸に突き刺さります。


桃太郎さん、桃太郎さん♪♪

御腰につけた『きびだんご』一つ私にくださいな~♪♪
でおなじみ、MoMotaro,sグランマ特製の『きびだんご』と、駄菓子の世界の『きびだんご』、全くの別物で亜種ですらない!!ってご存じでしたか?

筆者は知りませんでした。
というより、疑問にも思わず詳しく調べようとしてもおりませんでした。

反省・・・
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(こんな感じの団子でしたよね。桃太郎さんがぶら下げてたの(笑)。写真※)

吉備の国=岡山県全域+広島県の東部+香川県島嶼部+兵庫県西部を足した地域。
律令国名では備前・備中・備後・美作にあたります。

桃太郎の出自も吉備地方(現在の岡山)と云われていますし、米・麦・粟・豆と共に五穀に数えられてるも岡山が有名な産地ですし。

『きびだんご』=吉備団子=黍だんご

ベタな串に3個位くっついてて、おばあさんがこさえてくれた童話の桃太郎に出てくる『きびだんご』のイメージは、上記・岡山ライフマガジン『ノプラ』さんの写真そのもの。

であるが故・・・

桃太郎と三匹の仲間が描かれたパッケージが目印。
駄菓子屋で売られている『きびだんご』も、岡山発祥の吉備団子をモチーフにした派生型お菓子だと信じて疑わなかった訳ですよ。
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(見事なりしはその構成。桃太郎は日本一や!フリー画像サイト『いらすとや』より)

大切なのは『つかみ』と『間(ピッチ)』。

これはプレゼンでも漫才でも、もちろん物語でも変わりません。

そういう意味で改めて思うに、桃から生まれ即成長すると云うプッツン5なつかみと、「時に桃太郎クン。君はどこで修行したんだい?流派は?そもそも、おじいさん・おばあさん(多分)農民だよね?陣羽織・刀はどこで調達したんだい?」と言う、誠に当たり前で常識的な読者諸氏からのツッコミをOUT OF眼中で忘却の彼方へと追いやり、仲間(下僕とも言う‥)達と共に絶対なる悪(鬼達)に立ち向かうと言う・・・
進行ピッチの早さとぶっ飛び具合は驚愕とも言うべきですよね。

民間伝承ってすごいな〜と感心しきりでしたが、当ブログは駄菓子についての考察をモットーにしている割に『つかみ』は筆者のノリで書いちゃってるものだから、本筋とリンクさせたり、話を無理くり戻すのが大変なんですよ。

筆者さん、そっちは鬼ヶ島ですよ〜
駄菓子の『きびだんご』の方に戻ってください〜。

お、ありがとう♥ 
では、駄菓子の方にズームインしてみますね!
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(日本一『きびだんご』。桃太郎と3匹の家来は中身と一切関係なし)

駄菓子の『きびだんご』。
国内で数社が製造・販売してますが、ほぼ全てのパケに描かれているのが、先述の桃太郎パイセンなのです。

しかし、中身は黄粉をまぶしたあの『吉備団子』ではなく、小麦粉と水飴で固めたペースト状でナイスな食感の餡をオブラートで包んだお菓子なのですよ。
オブラートに包んだ言い方させていただきますと、「全く似てねー。むしろ、全然だんごでも餅(モチ)でもねー(笑)。」


ではでは皆様。
駄菓子の『きびだんご』とは一体何物なのでしょうか?
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(団子ですらない長方形スタイルのア・イ・ツ。その正体とは?)

昔々、蝦夷地と呼ばれた或る所、開拓と防衛を共に担う為に本土より入植した、志も役割もでっかいど~な「屯田兵」と呼ばれる者たちがおった~

屯田兵とその家族達は山へ芝刈りに、川へ洗濯に、荒れ地に高地に湿地帯に、厳しい環境下でも助け合って、でっかいど~な北海道を開拓していったそうじゃ~。

その時代、事が(起)きる前に(備)え(団)結して助け(合)う相互扶助の精神を『起備団合(きびだんごう)』といったそうでな。

そして、その名を冠した『起備団合』は、携帯食としても保存食としてもエナジーチャージ食品として重宝され、のちの大正12年(1923年)に北海道夕張郡(栗山町)の谷田製菓株式会社より発売。

『きびだんご』と名を変えて、今も道民に愛され続けているそうじゃ・・・

めでたしめでたし。


って、🍡ではなく『起備団合』。
助け合いの精神が保存食の名前となり、安価で食べられるようにバラ売りになり今なお道民の誇り(宝)となっているって・・・・
素敵すぎませんかね。

しかし残念なこともあります。
何軒もあった北海道の『きびだんご』製造メーカーですが、令和の御代は元祖・谷田製菓株式会社と、北海道新幹線『新函館北斗』駅よりアクセス良好な七飯町にある株式会社 天狗堂宝船の2社になってしまっているとの事ですが、両社とも『起備団合』スピリットで共存共栄しています!!

リ・・・リスペクト~!!

今まで「きびだんご」は、何も考えずにオブラートと共に一気に食べちゃってました。

しかし、自然を崇拝し、全てを神と為すアイヌ時代より生き続ける北の息吹と、屯田兵・移民者達の労苦を跳ねのけたフロンティアスピリットを思い、噛みしめて食べると口中に広がってくるのは、かつて何も考えずに食べてた頃の「御腰に付けたきびだんご」風フレーバーではなく、神々しくも甘いゴールデンカムイ味でした。

実は今回。
筆者の友達でもあり、コロナ禍でも頑張る駄菓子屋・駄菓子関係者を盛り上げようと募集がかけられた対談企画『時にはおこせよZOOMメント』での最初の対談者である、北海道江別市の駄菓子屋『でぃらいと』さんから頂きました㈱天狗堂宝船の『きびだんご』がネタ元でございました。

今後はもっとこの『きびだんご』について深堀していく所存です。

吉備団子とは全く関係のない北海道銘菓『起備団合』こと『きびだんご』。

パッケージがなぜ桃太郎なのか?という野暮な推測は、赤鬼・青鬼・金銀パール鬼達をパイセンが一刀両断に切り捨てた如く(しかも峰打ち)、筆者は何も知らん・存ぜぬ精神を貫いていきますので、宜しくお願い致します!

参考記事・写真※岡山名物「きびだんご」をもっと知ろう 岡山ライフマガジン『ノプラ』

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商品情報
品名・北海道銘菓『きびだんご』

名称・もち菓子

原材料名・砂糖、水飴、小麦粉、もち粉、あん、オブラート(澱粉)/炭酸Ca(一部に小麦、大豆を含む)

内容量・1本

栄養成分表示(1本当たり)
エネルギー 84kcal
たんぱく質 0.6g
脂質 0.0g
炭水化物 20.2g
食塩相当量 0.0g
※日本冷凍食品検査協会調べ

製造者・株式会社天狗堂宝船※
北海道亀田郡七飯町字中島205番地1



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