エネルギー 160kcalか‥
うむ。ちょうど良い。
そう言って男は、ディスクの棚から小型の焼きそばを取り出し、お湯を入れて、空腹という名のスパイスと共に3分間のランデブーを楽しむのだった。
ブレイクタイムの腹ごしらえに本当にちょうど良い。
味も価格も保管のしやすいコンパクトタイプは、まさに中食そのもの。
しかも、パッケージには『Chow mein(炒麺)』の文字が‥
「おいおい、まさか日本で『Chow mein(炒麺)』表記の焼きそばに出会えるとは、いや、出逢えるとは夢にも思わざりき(思わなかったよ)‥」
男はそう呟くと、遥かなる中原が生んだ炒麺の故国、中国の文学史上最高の詩人の一人、詩聖・杜甫の『春望』を1人吟じ始めるのであった‥
『国破山河在〜♪城春草木深〜♪』と‥
ってさ‥
杜甫も李白も韓非子も1ミリも関係ないでしょ?
日本史同様、中国・韓国(朝鮮)・台湾など東アジアの歴史が好きだからって、すぐに結びつけようとするんだから‥
儒学・朱子学・天文学‥
みんなが教科書に落書きした(であろう)、カッパ印の粋な男=フランシスコ・ザビエルをして『日の本最古にして最大の大学』と言わしめ、ありとあらゆる学問を講義・研鑽した足利学校と同郷、栃木県足利市に本社を構える東京拉麺㈱さんの『焼きそば しんちゃん』を紹介するから、そこんところは目をつぶってくださいな。
(コーナー2か所に湯切り口完備。しんちゃん、あんさんホンマもんやで〜!)
大盛り・デカ盛りが世の「普通サイズでは少し物足りない」層向けならば、「小腹が空いてる、少量でオッケー」層向けや子供達のオヤツには、ミニラーメン系がピッタリ。
駄菓子屋によっては、店内でお湯がサービスで沸かしてあったり、+10円だったりでお湯入れ可能だったり。
冒頭の男の様に、ディスクの中に貯蔵している向きも少なくないと聞きます。
(しんちゃん。君の拵える『Chow mein』をしかと食らってみせようぞ!)
それはそうと、『Chow mein(炒麺)』とは??
- 中華麺を使った中華料理の一つ。日本で言うところの焼きそば。
- 中国、香港、台湾などの中華圏以外にも中華系の多い地域で見かける料理
- インドやネパールにおいてもポピュラーな料理であり、都市から田舎まであらゆるレストランで取り扱われている
と言われる様に、『Chow mein(炒麺)』とは中国版焼きそばと考えて問題なさそうです。
詳細については、焼きそば研究第一人者にして、『焼きそば名店探訪録』を運営しているマイメン塩崎省吾氏の著作を待つことにしよう。
(ソースは必ず最後に入れるべし。さもないと、泣くぞ。泣くことになるぞ‥)
(湯切りをしてソースを入れれば、日本版Chow meinの出来上がりぞなもし)
渡良瀬の清き流れと、坂東一・日ノ本一の知識を誇った足利学校の残り香がそうさせたのだろうか?
ミニラーメンシリーズとはいえ、和風の焼きそばを、唐風⇔欧米MIXの『Chow mein』表記するとは‥その意気やよし!そして。
う、うまい!!
一口食べれば、長江と揚子江が同じ大河だと知った時と同じ位の衝撃が君の口内を駆け巡るだろう‥
これで、一つ60円(メーカー希望小売価格・税抜)で買えるなんて‥
五言律詩調で、足利市が舞台となっている森高千里さんの名曲『渡良瀬橋』を吟じたくなってしまいますわ、ホンマに。
※森高さん。5月で閉館が決まっている足利市民ホールでコンサートされるそうです(下野新聞より)
何日君再来‥もとい、いつの日か。
「私がオバさんになったら、あなたはオジさんよ。かっこいいことばかり言ってもお腹が出てくるのよ‥」ってフレーズありますよね、森高さんの代表曲の一つに。
初めて聴いた時は「んなアホな〜」思うたが‥
今なら分かる、これ、ガチです。
カワイイあの子もクールなあいつも‥
みんなおっさん・おばちゃんになっていくんだよな〜。
と、渡良瀬橋で夕日を見ながら、しみじみノスタルジーに浸りたいと思っております。
東京拉麺さん、これからも美味しいミニラーメンシリーズをよろしくメカドック!


コメント