東京都足立区。
ヤング層に人気のルミネやマルイが聳え建ち、今や一大ターミナルとして隆盛を極める「北千住駅」周辺は、江戸四宿として栄えた日光街道・奥州街道の宿場町「千住宿」の面影を色濃く残し、ぜひとも参拝したい関東厄除け3大師(川崎大師・観福寺(香取市))西新井大師なども擁する、歴史と文化と荒川・隅田川に洗われた下町人情とが、普段料理したことがない親父が嫁さん外出の際に子供たちにせがまれて無理くりつくったチャーハンの如く、ごちゃ混ぜながらも見事に調和する、「世界の北野」を育んだ約69万の人口を有する街。
(この道。いつか来た道。奥の細道へと続く道。)
(哀愁漂う、踏み切り音がこだまする街角。「みどりや」付近にて撮影)
今回は足立区を代表する千住エリアから、電車の音が強烈に脳内ノスタルジーを刺激する「千住緑町」にある、子供達の歓声と笑顔に溢れた駄菓子屋「みどりや」を御紹介します。
(木漏れ日の如く、優しい灯が漏れる店内。土曜の夕暮れ時)
筆者が訪れし或る秋の週末。
「みどりや」に辿り着いた時はちょうど、木漏れ日の様に優しい灯が漏れる店内から、しずむ夕日に照らされて真っ赤なほっぺたの君と僕(少年達)が楽しそうに駄菓子を抱えて出てくる所でした。
少年たちが完全に見えなくなるのを確認し、少し間をおいてから入ろうとした時に目に入ってきた張り紙。
代々子供達に伝えていきたい「みどりや」の掟。
写真では見づらくてゴメンナサイ。こう記されています。
(入口の一番目立つところに張られる掟。皆守ろうね)
・入り口付近には座らないで
・ゴミはゴミ箱へ
・自転車は道路の真ん中に置かない
※全ての漢字にルビがふっています。優しさが伝わってきます。
駅前の放置自転車・ポイ捨て・階段で座って会談する田吾作達etc・・・・
「みどりや」で掲げられた掟のもつ重要性。
当たり前の事の様に思えますが、大人になっても全くできない人、沢山いますね。
「みどりや」は、子供達に自然に一番大切な「当たり前のマナー」を教えてくれる千住の寺子屋でもあるのです。
(すごく明るい店内!気分も一緒に明るくなるね)
(人気のたまチョコは1ヶ=5円。え?5円???)
「みどりや」のはじまりは今(2014年現在)より22年前、まだ全てが昭和そのものを引きずっていた平成4(1992年)の事。
子供達が悪さをすれば怒り(怒ってくれると言った方が良いですね!)、子供達と一緒になって笑う、優しいおじちゃん・おばちゃん夫婦は実は2代目。
高齢になり前線よりリタイヤした初代おばちゃんに変わり、変わらない「みどりや」の木漏れ日の様なぬくもりを2人で仲良く守り続けています。本当にありがたい事ですね。
(POPな金額表示。きれいに並んでいて気持ちいいね!)
「子供を連れて来てくれたり、中には孫と一緒に来てくれる人もいてね。おばちゃん(初代)は元気ですか?って来てくれる人もいて。もう少し頑張ってみようと思うわね。」と、顔を崩しながらおばちゃんが話してくれました。
地域の繋がりが薄くなっている昨今、「みどりや」の様な駄菓子屋の存在はとても大切だと改めて思いました。
いつまでも、木漏れ日の様としか形容できないぬくもりで子供達を包み続けてください!
「みどりや」アクセス
京成本線「千住大橋」駅 徒歩5分
東京メトロ千代田線・日比谷線・東武スカイツリーライン・つくばEX・JR常磐線「北千住」駅 徒歩8分
東京都足立区千住緑町2-13-15
東京都足立区・千住緑町の駄菓子屋 ~木漏れ日の様なぬくもり みどりや~
足立区 駄菓子屋

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