千葉県習志野市・津田沼。
自動車「習志野ナンバー」の関東進出率は果てしないにも関わらず、新京成線「習志野駅」はなぜかお隣の船橋市にあり、習志野市内にある駅はJR総武線「津田沼駅」・京成線「京成津田沼駅」・新京成線「新津田沼駅」といった津田沼流星群に浸食され続け、しまいには多くの人に津田沼市が存在すると思われている、もう少しガンバ習志野な街。(事実、筆者は津田沼市が存在すると思っておりました・・・ゴメンね)
今回はそんな千葉県版「青は藍より出でて藍より青し」Town 津田沼の駄菓子屋「美好菓子店」を御紹介します。
(何とも趣のある面構え。いいねぇ。)
「美好菓子店」は今年で創業60年を向かえます。
以前はパン・菓子・食料品を扱っていましたが、構造改革以後に雨後の筍の如くニョキニョク建ちまくったロードサイドの大型店の進出を機に、駄菓子・駄玩具メインに切り替えていったそうです。
(入口には懐かしの駄菓子屋ゲームがズラリと。)
入口においてある駄菓子屋ゲーム。
20年ほど前まではどの駄菓子屋でも花形でしたが、現在は製造メーカーの撤退やメンテナンスを請け負う人の高齢化・廃業により、壊れたらアンティークの仲間入りしてしまいます。
事実「美好菓子店」のこれらゲーム達も、何機かは動かずに静かに世の流れを見つめているそうです・・・さびしいですね。
(選びやすくきれいに配置。気配りがいいね)
「美好菓子店」のおばちゃんは今年で何と93歳!!!!(平成25年度現在)
筆者が今まで廻ってきた駄菓子屋の中で、2番目の長寿を誇る元気なおばちゃんです。。
(最高齢はこちら→東京墨田区・八広の杉山菓子店のおばちゃん 95歳)
93歳のおばちゃんはニコニコしながら、筆者の買った駄菓子の累計を暗算で軽くこなしながら津田沼の移り変わり・子供の変化などを話してくれました。良く覚えてらっしゃる!すごいですね。感動しました。
(元々パンを売っていた名残。ケロケロけろっぴのごみ箱がイカス!)
筆者が訪れた或る土曜の昼過ぎ、93歳のおばちゃんに変わり息子さんが駄菓子を仕入れに行く為に在庫を確認していました。
おばちゃんと同じく優しげな雰囲気を持つ息子さんから、子供の数と同じく少なくなった津田沼の駄菓子屋事情や、おばちゃんの健康の為に消費税が上がり厳しくなっても(美好菓子店は消費税をとっていません。そういう駄菓子屋は多い)駄菓子屋を続けていく決意などを聞かせてもらいました。これまた感動もんですよ・・
(グライダーの箱に値段を書いている。廃品利用だよ!と、おばちゃん)
「美好菓子店」のおばちゃんの様に、高齢になっても現役バリバリで働いている人もいます。
筆者の経験上、今まで御会いしてきた駄菓子屋のおじちゃん・おばちゃんは年の割に元気な方が多く(会話や計算、人との触れ合いがそうさせるのでしょう)、その姿は今後向かえるハイパー高齢社会を上手く廻らせる事へのヒントになるのでは無いか?と真剣に思っています。
厚生労働省の役人・福祉関係の識者の皆さんも、堅苦しく考えずに駄菓子屋に行って見ればいいと思いますね、実際。予防医療とか予防介護とか躍起になっている事を、日々の営みで意識せずにこなしている素晴らしき先君たちが待っていてくれているのでね・・・
「また絶対に来なさいよ」と93歳のおばちゃんから言われた別れ際の一言。
少しウルッとしてしまいましたが、おばちゃん、また遊びに行きますYO!
「美好菓子店」アクセス
京成線「京成津田沼駅」より徒歩5分
千葉県習志野市津田沼5-3-9
大きな地図で見る


コメント