千葉県松戸市。
良馬の産地であった昔、一帯は馬津里(うまつさと)と呼ばれており、これが訛って(まつさと)→(まつど)になった説。
諸説あれど、筆者はこれを推したい地名の由来。
江戸⇔水戸をつなぐ幹線道路・水戸街道の宿場町(松戸宿・小金宿)として栄えた市域に、国道6号線と鉄道5路線(JR線・北総鉄道・新京成線・流鉄流山線・東武線)が縦横無尽に駆け巡り、人馬(車)の流れは令和の御世も良好なり。
元市長はマツモトキヨシ!
大手ドラッグストア『マツモトキヨシ』創業者・松本清氏(生まれは我孫子市)をはじめ、マルチな才能を誇り喜劇も悲劇も何でもこなす大人計画出身の名俳優・阿部サダヲさん。
英語を独学でマスターした努力のスーパーアイドル・山Pこと山下智久さん。
キックボクシングの神童・那須川天心さんなど。
江戸川をはさみ東京都・埼玉県と隣接し、淡く切ない恋物語、伊藤左千夫著『野菊の墓』や、ちあきなおみさんの歌『矢切の渡し』の舞台となった市域より、多くの有能な人材や企業を輩出続ける人口県下NO.4の約49万2千人。
2021年現在、人口県下NO.3(約49万6千人)、共に若年・子育て世代に人気のお隣市川市と熾烈な人口レースを繰り広げる街。

(江戸川を挟んで、葛飾・柴又を結ぶ『矢切の渡し』。東京もこう見ると牧歌的だなぁ・・)
今回は、市内を南北に駆け抜け、茨城(水戸)・福島(いわき)も抜け、杜の都・仙台へと一直線!
JR常磐線の『馬橋駅』が最寄り駅の駄菓子屋『シャルマン』さんをご紹介します。
創業約40年(2021年現在)。
お隣・市川市に本社を構える『山崎製パン㈱』のショップから始まり、徐々に菓子・駄菓子類を置き始め、今や子供達のみならず地域住人の憩いの店として、無くてはならない存在になりました。
店を切り盛りする明るくてとてもひょうきんなおばちゃん。
野球好きでとてもダンディなおじちゃん。
シャルマンなご夫婦バッテリーが皆さんをお出迎えしてくれますYO

(紅白テントの元、ジュースとアイスとベンチとゴミ箱がコンパクトでシャルマンですね。)

(エスキモーのアイスクーラーBOXはとってもシャルマン!森永に戻った今も大好きなブランドです)
ところで。
のっけから、店名でもある『シャルマン』を、名詞に動詞に形容詞に連呼致しましたが、皆さんは意味をお解りですか?
実は筆者、訪問時はこの意味がわかっておらず、おばちゃんに
「どうして『シャルマン(Charmant)』って名前にされたんですか?そもそも、意味は??」と聞きました。
すると‥
「ははは。(店の名前を)決めたの、もう何十年も前の話だから、忘れちゃった(笑)急に言われると思い出せない‥本当になんの意味だっけ(笑)」と大笑い。
つられて筆者も大笑い。
後でヤホーで調べてみた所、フランス語🇫🇷(French)で
おばちゃん!
本当、お店は本当にシャルマンな雰囲気してましたよ!

(Yamazakiの文字と並び立つシャルマンの文字。文体もよい。)
おばちゃんからお話を伺っている時、基本的にずっと笑っていた様な気がします(笑)
それほど、話上手・ユーモアに富むおばちゃん。
来る子来る子と楽しげに話し、子供達もはにかみながら(見知らぬ大人の筆者がいたからですね)もニッコリ笑顔で楽しそうに話している姿がとても印象でした。
「今の子達は礼儀正しい子が多いわね。ちゃんと挨拶もできるし。創業当時なんてね‥」
かつての思い出話。
「もう少し江戸川沿いに行った場所にある馬橋高校。うちと同時期に創立したんだけど。学校に行かないでウチに直行、ウチ来て直帰する(オイオイ‥)生徒もいたりで。校長先生が迎えに来たこともあったわよ(笑)」
しかし、そんな雪駄にボンタン履いてた(であろう)生徒達もいつしか大人になります。
先日も、そんな生徒の一人が大きな、そして立派な車を乗り付けて「おばちゃん!久しぶり。近く来たからさ。来たよ〜」と顔を出してくれたのだとか。
メルシー。
ボンジュール。
と言ったかどうかはわかりませんが、在りし日の『シャルマン』でおばちゃんと話した青春時代の記憶は、彼らの中で生き続けているのでしょう。
そう。
やはり思ったはずです。
おばちゃん。あの時は本当にメルシーボーク(🇫🇷でありがとう)って。

(野球に打ち込むおじちゃん・お孫さん。そして馬橋高野球部Oの写真)

(シャルマンな言葉が書かれた額。これには身震いしかけた)
「そのときの出逢いが人生を根底から変えることがある。よき出逢いを!」
相田みつをさんの言葉が書かれた額縁に静かに身震いしつつ、下に飾られた写真を見れば。
若き日のおじちゃん、ピッチングホーム。
青春真っ只中のお孫さん、ナイススイング。
ある年の馬橋高校野球部OB集合カット。
良い写真の数々が!
そして。
元野球少年だった息子さんも、長じて今は地元のゆうかり子ども会ソフトボールのコーチをやられています。
そのブログ内の『シャルマン』紹介の回では「スポーツを頑張ってる子、勉強に頑張ってる子、何かに頑張ってる子、ぜひとも来てください。待ってまーす!」と書かれていました。
部活でも、学校でも、地域活動でも、そして、『シャルマン』店内でも。
見渡してみれば、今まで多くの「よき出逢い」があり、それはきっとコロナ後のニューノーマルの時代にも受け継がれて行くのだろうな‥と感慨深くなりました。

(ネズミーな夢の国の住人達も思ってるはず『早くコロナ終息しないかな~』って)
帰り際、おばちゃん・おじちゃんにとても楽しく、勉強になり、シャルマンな時間をありがとうございましたと伝えると。
「こちらこそ楽しいおしゃべりでした。喋り過ぎちゃったかな?(笑)でもさ。本当にうまい聞き方よね〜。他の駄菓子屋さんからも、そうして色々聞き出しちゃうんでしょ?(笑)」
そう言って笑うおばちゃんのお姿。
昭和・平成・令和の時代を駆け抜けた、松戸の子供達に愛される所以がつまっている気がしました。
徳川将軍家とも関係が深く、シャルマンな歴史を有する松戸市には、フランス語で魅力的・魅惑的・チャーミングという意味ピッタリの駄菓子屋『シャルマン』があります。
みなさんも訪れてみてはいかがでしょうか!
駄菓子屋『シャルマン』アクセス
千葉県松戸市栄町8-724-11
良馬の産地であった昔、一帯は馬津里(うまつさと)と呼ばれており、これが訛って(まつさと)→(まつど)になった説。
諸説あれど、筆者はこれを推したい地名の由来。
江戸⇔水戸をつなぐ幹線道路・水戸街道の宿場町(松戸宿・小金宿)として栄えた市域に、国道6号線と鉄道5路線(JR線・北総鉄道・新京成線・流鉄流山線・東武線)が縦横無尽に駆け巡り、人馬(車)の流れは令和の御世も良好なり。
元市長はマツモトキヨシ!
大手ドラッグストア『マツモトキヨシ』創業者・松本清氏(生まれは我孫子市)をはじめ、マルチな才能を誇り喜劇も悲劇も何でもこなす大人計画出身の名俳優・阿部サダヲさん。
英語を独学でマスターした努力のスーパーアイドル・山Pこと山下智久さん。
キックボクシングの神童・那須川天心さんなど。
江戸川をはさみ東京都・埼玉県と隣接し、淡く切ない恋物語、伊藤左千夫著『野菊の墓』や、ちあきなおみさんの歌『矢切の渡し』の舞台となった市域より、多くの有能な人材や企業を輩出続ける人口県下NO.4の約49万2千人。
2021年現在、人口県下NO.3(約49万6千人)、共に若年・子育て世代に人気のお隣市川市と熾烈な人口レースを繰り広げる街。

(江戸川を挟んで、葛飾・柴又を結ぶ『矢切の渡し』。東京もこう見ると牧歌的だなぁ・・)
今回は、市内を南北に駆け抜け、茨城(水戸)・福島(いわき)も抜け、杜の都・仙台へと一直線!
JR常磐線の『馬橋駅』が最寄り駅の駄菓子屋『シャルマン』さんをご紹介します。
創業約40年(2021年現在)。
お隣・市川市に本社を構える『山崎製パン㈱』のショップから始まり、徐々に菓子・駄菓子類を置き始め、今や子供達のみならず地域住人の憩いの店として、無くてはならない存在になりました。
店を切り盛りする明るくてとてもひょうきんなおばちゃん。
野球好きでとてもダンディなおじちゃん。
シャルマンなご夫婦バッテリーが皆さんをお出迎えしてくれますYO

(紅白テントの元、ジュースとアイスとベンチとゴミ箱がコンパクトでシャルマンですね。)

(エスキモーのアイスクーラーBOXはとってもシャルマン!森永に戻った今も大好きなブランドです)
ところで。
のっけから、店名でもある『シャルマン』を、名詞に動詞に形容詞に連呼致しましたが、皆さんは意味をお解りですか?
実は筆者、訪問時はこの意味がわかっておらず、おばちゃんに
「どうして『シャルマン(Charmant)』って名前にされたんですか?そもそも、意味は??」と聞きました。
すると‥
「ははは。(店の名前を)決めたの、もう何十年も前の話だから、忘れちゃった(笑)急に言われると思い出せない‥本当になんの意味だっけ(笑)」と大笑い。
つられて筆者も大笑い。
後でヤホーで調べてみた所、フランス語🇫🇷(French)で
- 魅力的で
- 魅惑的で
- チャーミングな
おばちゃん!
本当、お店は本当にシャルマンな雰囲気してましたよ!

(Yamazakiの文字と並び立つシャルマンの文字。文体もよい。)
おばちゃんからお話を伺っている時、基本的にずっと笑っていた様な気がします(笑)
それほど、話上手・ユーモアに富むおばちゃん。
来る子来る子と楽しげに話し、子供達もはにかみながら(見知らぬ大人の筆者がいたからですね)もニッコリ笑顔で楽しそうに話している姿がとても印象でした。
「今の子達は礼儀正しい子が多いわね。ちゃんと挨拶もできるし。創業当時なんてね‥」
かつての思い出話。
「もう少し江戸川沿いに行った場所にある馬橋高校。うちと同時期に創立したんだけど。学校に行かないでウチに直行、ウチ来て直帰する(オイオイ‥)生徒もいたりで。校長先生が迎えに来たこともあったわよ(笑)」
しかし、そんな雪駄にボンタン履いてた(であろう)生徒達もいつしか大人になります。
先日も、そんな生徒の一人が大きな、そして立派な車を乗り付けて「おばちゃん!久しぶり。近く来たからさ。来たよ〜」と顔を出してくれたのだとか。
メルシー。
ボンジュール。
と言ったかどうかはわかりませんが、在りし日の『シャルマン』でおばちゃんと話した青春時代の記憶は、彼らの中で生き続けているのでしょう。
そう。
やはり思ったはずです。
おばちゃん。あの時は本当にメルシーボーク(🇫🇷でありがとう)って。

(野球に打ち込むおじちゃん・お孫さん。そして馬橋高野球部Oの写真)

(シャルマンな言葉が書かれた額。これには身震いしかけた)
「そのときの出逢いが人生を根底から変えることがある。よき出逢いを!」
相田みつをさんの言葉が書かれた額縁に静かに身震いしつつ、下に飾られた写真を見れば。
若き日のおじちゃん、ピッチングホーム。
青春真っ只中のお孫さん、ナイススイング。
ある年の馬橋高校野球部OB集合カット。
良い写真の数々が!
そして。
元野球少年だった息子さんも、長じて今は地元のゆうかり子ども会ソフトボールのコーチをやられています。
そのブログ内の『シャルマン』紹介の回では「スポーツを頑張ってる子、勉強に頑張ってる子、何かに頑張ってる子、ぜひとも来てください。待ってまーす!」と書かれていました。
部活でも、学校でも、地域活動でも、そして、『シャルマン』店内でも。
見渡してみれば、今まで多くの「よき出逢い」があり、それはきっとコロナ後のニューノーマルの時代にも受け継がれて行くのだろうな‥と感慨深くなりました。

(ネズミーな夢の国の住人達も思ってるはず『早くコロナ終息しないかな~』って)
帰り際、おばちゃん・おじちゃんにとても楽しく、勉強になり、シャルマンな時間をありがとうございましたと伝えると。
「こちらこそ楽しいおしゃべりでした。喋り過ぎちゃったかな?(笑)でもさ。本当にうまい聞き方よね〜。他の駄菓子屋さんからも、そうして色々聞き出しちゃうんでしょ?(笑)」
そう言って笑うおばちゃんのお姿。
昭和・平成・令和の時代を駆け抜けた、松戸の子供達に愛される所以がつまっている気がしました。
徳川将軍家とも関係が深く、シャルマンな歴史を有する松戸市には、フランス語で魅力的・魅惑的・チャーミングという意味ピッタリの駄菓子屋『シャルマン』があります。
みなさんも訪れてみてはいかがでしょうか!
駄菓子屋『シャルマン』アクセス
千葉県松戸市栄町8-724-11
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