東京都足立区・西新井の駄菓子屋 ~季節は巡る、いつの世も・・  山本商店~

東京都足立区。

 かつての奥州街道・日光街道の宿場町「千住宿」は、今や4路線が行き交う一大ターミナル・北千住駅へと変貌!

日暮里・舎人ライナーも開通、「電車で行けるYO舎人公園」は緑豊かでどデカく楽しく、「西新井大師」は押しも押されぬ関東厄除け3大師の一翼を担い、縁日などで有名な元祖超B級ソウルフード「文化フライ」を生み出すなど、隅田川・荒川に洗われた義理人情と歴史・文化が見事に溶け込む、人口約69万人、「世界の北野・足立区のたけし」を育んだ都内屈指の下町エリア。
DSC_1080(日暮里・舎人ライナーの終着地。線路もここで無くなってるやん)

今回はご紹介する「山本商店」は、元々ガス屋さんだったという珍しい出自を持つお店。
50年以上の歴史を有する老舗なのですが、今年(2017年現在)84歳になるおばちゃんが「店番をしている時にできる事をやろうと思った(笑)」事がきっかけで駄菓子屋を開業。

以来、長きに渡り、西新井周辺の子供達に愛され続けている素敵な駄菓子屋です!
DSC_1077(初見で駄菓子屋と気付いた人はスゴイ!筆者ですらわからなかった)

コスモプロパンの看板が遠くからでも目立つ外観!
初見でここが「駄菓子屋」と気付く人がいたら、それはそれでスゴイです!

筆者は読者の方から「子供の頃から通っている大好きな駄菓子屋がある!!」と言う情報を元に訪れたから一発で分かったんですけどね(笑)。

では、早速中に入ってみましょう!
DSC_1074(自販機と自販機の間から入るシステム。おお駄菓子がたくさん!)
DSC_1070(イカ系駄菓子の空ケースに駄菓子を収納。ナイスアイデア!)

猛烈に暑い夏になるので要注意!
そんな予報を根底から覆す勢いで振り続ける雨のせい(おかげ?)で、あ~夏休み的なテンションになれなかった夏のある日。
筆者が訪れたのは、そんな日の夕暮れ時の事でした。

「今年の夏はおかしいですよね。涼しくて助かるっちゃ助かるけど、雨ばかりで気分も滅入っちゃう(笑)。セミも可愛そうよね・・・」

長年に渡り、西新井の子供達の成長と共に、近隣の自然を愛でてきたおばちゃんの言葉には、重みと温かさがありました。
DSC_1071(夏場はチョコ系の駄菓子が無くなる分、スナック系が多め!)

かつて「山本商店」には数台の駄菓子屋ゲームがあり、商談やガスの引き取りなどに訪れる大人のお客さんの傍ら、子供達がゲームに熱中していたと聞きます。

今は規模を縮小し、駄菓子メインでの商いになりましたが、充実のラインナップを誇る駄菓子群と、おばちゃんの温もりは健在です!

「まだゲーム置いてた頃に来てくれてた子供達が、今やお父さん・お母さんになっていてね。たまに自分の子供を連れて来てくれる子もいるけど、子供の面影と昔(お父さん・お母さんの子供の頃)の面影がかぶって見えたりするんです。嬉しいですよ~。本当に」と優しく微笑むおばちゃん。

聞いているこちらの方まで嬉しくなってきます。素晴らしいですよね~。
DSC_1066(ゼリーにジュース、夏場は鉄板!キンキンに冷えとるがな!!)

冷蔵庫には、無数のゼリーとジュースが!
キンキンに冷えてて、夏場は重宝まちがいなし。
缶ジュースは1本=130円とかしますけど、こっちのジュースは30円~40円でガッツリ潤いを与えてくれるんですよ。駄菓子は子供の味方なり!
DSC_1076(駄菓子屋は駄菓子を購入するだけの場に非ず。心を育む場所なり)

「山本商店」の目の前には公園が広がっています。
その公園を見ながら「夏はセミの鳴き声、春先は桜。春夏秋冬、季節季節の移ろいを眺めているのが好きです。そして年々少なくなってきているとは言え1年を通し聞こえる子供達が楽しそうに遊ぶ声が大好きですね。」とおばちゃんの言葉。とても印象的でしたね・・・

季節が移り変わる様に、子供達も毎年毎年巣立っていきます。
公園を、学校を、家元を。そして「山本商店」を・・・

巣立ったからと言っても「戻ってくるな!」と言われない所が我々人間社会の良い所(笑)。

昔通った人たちはもちろんの事、幼き頃に感じた「駄菓子屋の温もり」を再び思い出したい人は、「山本商店」に遊びに行ってはいかがでしょうか?

「山本商店」アクセス。
日暮里・舎人ライナー「谷在家」駅・徒歩3分 「西新井大師西」駅・徒歩6分
東京都足立区西新井4-16-10




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