2004年(平成16年)
石和町(東八代郡)・春日居町(東山梨郡)御坂町・一宮町・境川村・八代町が合併。
桃・マスカットの生産量、全国市区町村NO1!の栄誉を見事つかみとり、【日本一の桃源郷】と称される山梨県笛吹市。
峡東・桃源・甲斐国府など。
並み居る競合候補を抑え、名付けられし市名の由来は、母なる笛吹川より。
カッコいい〜!
昔から甲府盆地の傾斜地を活かした果樹栽培が盛んな峡東エリア(甲州市・山梨市・笛吹市)。
【峡東地域の果樹農業システム】として、世界農業遺産に。
【葡萄畑が織りなす風景】として日本遺産に登録されたのも、先人達の英知とそれらを守り続ける関係各位の絶え間ない努力が、たわわと旬を迎えたフルーツが如く大きく実った帰結なり。
美しき景観とフルーティな香りに包まれたサイクリングコース山梨フルーツラインで、疾きこと風の如く颯爽と駆け抜けたり、侵略すること火の如くフルーツ狩りに興じたいですよ、信玄公。
(石和温泉郷・石和橋に建てられる笛吹権三郎の銅像。笛吹川の由来となった悲運のストーリー)
石和に春日居・日の出などの名湯に恵まれ。
川中島合戦戦国絵巻・石和温泉鵜飼祭りなど華やか祭りで盛り上がり。
山梨土産のド定番・信玄餅でお馴染みの桔梗屋が本社を構え、ほうとう×ラーメン≒新たなるソウルフード・ラーほーが誕生して‥
って‥
そりゃ甲斐国分寺+甲斐国一之宮浅間神社もこの地に建造されますって!
『鍵のない夢を見る』で直木賞を受賞した辻村深月さん。
国民的バンド・レミオロメン、ハンセン病患者救済に生涯を捧げた医師・小川正子先生など。
FUJIYAMAツインテラスから見る、粉雪舞い降りる絶景レベルの素晴らしい人材を輩出続ける人口約6万5千人。
ハーメルン・ブレーメン級に、どこからともなく笛の音が聴こえてきそうな気がする町。
(FUJIYAMAツインテラス(PhotoAC様より)から見る富士山。素敵すぎやろ〜)
今回は、温泉地として有名な笛吹市・石和エリアにある駄菓子屋物語です。
駅前には観光案内所にレンタサイクル(とても親切)があり、旅人には重宝必至でございます。
その石和エリアで、1960年代初頭に文房具屋として創業。
時代の流れに沿って徐々に駄菓子を置き始め、今や2代・3代に渡り地域住人に愛され続けている【長瀬商店】を御紹介します。
(夏場は簾(すだれ)で太陽光をガード。見た目も涼しそうだよね。)
(簾をくぐり撮影。アイスBOXを中央に配置。ジュースとガチャの間がら入店システム)
熱泉が地熱効果となっていると感じるからなのかもしれませんが‥えてして、盆地の温泉地の夏はめちゃくちゃ暑い‥
筆者が【長瀬商店】を訪れた日も、うだるような酷暑が続く、ある夏の日の夕暮れ時でした。
遠くから、日除けの簾が風でユラユラ揺れている姿を見て、テンションが一気に上昇。
簾をくぐり、石和の名店の正面に対峙した時には、テンションMAX状態になっていた事、素直に白状します(笑)
よっしゃあ〜!
アイスBOXとガチャガチャの間を通り、店内にお邪魔させて頂きますYO
(おじゃましま~す!アイスがあると夏場は重宝しますよね〜。)
(子供達の動線を配慮した島式の駄菓子ブース。土間空間が優しい。)
『今日も暑いですね〜。
石和の夏は(甲府)盆地特有の暑さだから、キツイでしょう?(笑)』
軽い挨拶の後に、東京から来た旨を伝えるとそう笑って話してくれたのは、石和の子供達から『おばちゃん』と親しみをこめて呼ばれ、義理の両親の跡を継ぎ【長瀬商店】の2代目を務められる長瀬さん、その人でした。
日本特有の土間空間、そして窓全開効果により風が吹き抜けることにより、外より涼しくて心地いい店内。
中央には駄菓子の空きダンボール等で補強された、島式の駄菓子ブースが鎮座。
壁に沿って駄玩具・駄菓子が配され、子供達が店内で渋滞しないように、動線が見事に確保されています。
大人のお客さんも、店内を1周回ってなんとなくの状況を把握し、2周目でお目当ての駄菓子を選べば、かなり効率良い買い物ができるはずです。
ナイスなつくりですね!
(好きな駄菓子を選んで、店の奥にいるおばちゃんの元へ。)
(駄菓子屋ゲームの金字塔。『世界一周の旅※A Round The World』もあるぞ。)
『(少子化で)子供達はどんどん少なくなるけど‥
それでも地元の子供達や遠くから自転車で来てくれる子達、休みに入ると里帰り中の子達も帰ってきてくれますからね。
私になにか用事無い限りは基本的には、不定休で店を開けてます。』
品揃えの豊富さもあるでしょうが、おばちゃんの優しく明るいキャラクターは、歴代の石和っ子達のハートを掴み続けています。
その期待を不定休で応えるおばちゃんには、リスペクトしか無いですよね。
そうした話をしながら、山梨県中央市に本社を構える【よっちゃん食品工業㈱】のつまみ系駄菓子【たまたましてんじゃね〜よ】※製造・株式会社山和食品山和食品(本社・甲府市)を手にとっていたところ。
『それ、ピリ辛って書いてあるし大人向け(つまみ)だと思うでしょ?
でも、お父さん方よりも圧倒的に子供の方が買うのよね(笑)』と貴重なお話。
つまみ系(イカなど)は、昨今の不漁や円安からのコストアップもあり、駄菓子の中では最上級クラスの価格帯の商品が多いのは周知の事実。
しかし、その価格に比例し、味も栄養価も同様に最上級クラス。
昔の筆者は、10円20円の駄菓子で何十分も粘るという、言わば静かなること林の如くスタイルでした(店側としては迷惑な話だよな〜(笑))
それに引き換え石和っ子達は、侵略すること火の如く、美味しいものには財を惜しまずスタイルか〜!と思うと、自然と笑みが溢れてきます。
(歴代の卒業生達が寄せ書き的に残す額や落書きに、子供達との深きつながりを感じる)
【長瀬商店】の壁には、歴代の子供達が書いた落書きや、一生懸命みんなで作ったであろう寄せ書きも飾られていて、おばちゃん⇔子供達の親しい関係性が垣間見られます。
中には、交際中の男女でありましょうか?
男性名♡女性名みたいな愛の落書きもありまして・・・
御二人が、破局してたり、交際自体が黒歴史になっていたり‥となってないことをお祈りしております。
(お会計は算盤パチパチスタイル。そろばんの音って最高だよね。)
おばちゃんの会計スタイルは算盤(そろばん)。
パチパチと、いい音が店内に響き、小学生の頃の算盤の授業を思い出します‥
そんなノスタルジーに駆られていると、『チョコもモロッコフルーツヨーグルも、夏場に限らず冷やすと美味しいんだよ!』と、地元の子供達プレゼンツの耳より情報をGET〜!
余談ですが、このオッサン(筆者)も年がら年中チョコを冷凍させてるから、その美味しさはよくわかるYO。モロッコは今度やってみますね(笑)
そんなあるあるを、もとい、『駄菓子の食べ方みんな違うのなんでだろう~♪』と例のMelodyにのせて歌って頂きたいテツandトモさんや、往年の名優・大杉漣さんも、石和を紹介する旅番組で温泉地⇔料理屋の後に【長瀬商店】に来店。
少年のような眼差しで駄菓子選びを楽しんでおられた!というのも納得ですよ。
『東京までの帰り、気をつけてね。』
別れ際に優しく声をかけてくれたおばちゃんに笑顔で答え店を出ると、眼前はるかに聳えていたのは美しい甲州の山々でした。
日本一の桃源郷にして、甲斐の奥座敷・石和温泉には、地元っ子や旅人に愛される素敵な駄菓子屋があります。
皆さんも、温泉で身体の垢はもちろんのこと、心のデトックスをしに、遊びに行かれてはいかがでしょうか??
【長瀬商店】アクセス
山梨県笛吹市石和町市部756-2
定休日=不定休
営業時間14:00~18:00
山梨県笛吹市・石和町の駄菓子屋 〜日本一の桃源郷にある【長瀬商店】〜
笛吹市 駄菓子屋

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