東京都葛飾区・奥戸。
1丁目~9丁目までを擁するが、最寄駅にはお隣の江戸川区の新旧小岩に出向かなければならないと言うハードボイルドな町。

今回はその奥戸にある北沼公園対面にある駄菓子屋「なみき」を御紹介します。
北沼公園 HP
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 (公園から望む正面口。店へはここを進んで右手へ。)

ここ「なみき」は店の入り口までが路地の様な造りになっていて、駄菓子を食べる子供やゲームに興じる子供で賑やかです。
路地についての重要性を私見ながら少し説明します。
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 (四方を車道が囲む形の北沼公園。「なみき」側より接写。)


北沼公園は、小型のゴーカートあり・恐竜のレプリカあり・少数精鋭のおとなしい無宿人も集まる(←葛飾区なんとかせい)の親子で遊べるワンダーランドです。しかし四方を車道に囲まれ、車との接触問う考えると少々危険な場所でもあります。

人が集まる→車での来場も増える→子供にとっては・・・・
一概に路地の消滅のせいばかりとも言えませんが、こうした負の連鎖は日本中至る所で現在進行形のドリカム現象なのです。
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 (仮想路地ともいえる空間。この配慮は素晴らしい。)

駄菓子屋にとっての路地とは、学校で言えば体育館・家で言えば居間の様な存在。
安心・安全が根底にあり、他者と半ば強制的な交わりを通し社会性を学んでいく場所でもあります。私達が子供の頃は駄菓子は店内あるいは路地でみんなで食べたものです。

駄菓子屋→路地→各々の居場所へ。この流れが大切なんですね。あくまでも私見ですが。

「なみき」には店内から車道までの間に仮想でも路地がある・・・この事は特筆に値する事ではないでしょうか?
では
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 (マイナス12℃の新食感は是非ご賞味あれ。)

「なみき」はおじちゃんとおばちゃんのツープラトン店番が基本です。
夏季にはかき氷・ソフトクリームが活況を呈し、お好み焼きも食べられるのも魅力の一つです。
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 (駄菓子・おもちゃ類の品揃えも豊富。これはうれしい。)

「なみき」は御夫婦が自宅を改装して駄菓子屋としてスタートしたとの事で、いわゆる昔ながらの趣ではありません。
しかし、仮想路地一つとっても私は素晴らしい駄菓子屋に出会えたと感激を隠せませんでした。
それは何故か、くどいようですが説明します。


筆者が駄菓子屋の定義の第1に挙げる事由は「職住合致」です。
店主が自宅(あるいは隣近所の家)の一部を開放し子供に駄菓子を売る店を私は駄菓子屋と考えています。おじいちゃん・おばあちゃんが経営しているという事は「であればなおさら良」と言ったレベルなのです。実際は。


逆に「昔ながらの・懐かしの」を売り言葉に、大型SC等に進出している大型の駄菓子を売る店は私の定義では駄菓子屋ではありません。

スーパー銭湯は昔からの銭湯とジャンルも役割も違うと世間も認識しているはずです。

ですから、上記の大型店は「スーパー駄菓子屋」とか「NEO駄菓子屋」とかにバージョンアップしてもいいのでは?と思う今日この頃です。駄菓子業界の発展には両者とも大切で必要不可欠なのですから。


時に、家族で北沼公園で遊ぶ→「なみき」で休む→また遊ぶと言った葛飾ラプソディを体験されては如何でしょうか!

閉店を確認いたしました。永らくの間、お疲れ様でした。
そして、本当にありがとうございました!


「なみき」アクセス
京成タウンバス新小岩駅~亀有駅(新小58) 「スポーツセンター」下車 徒歩約5分
電車=気合いが必要。
なみき 地図