兵庫県の中央東部に位置する丹波市は、山々に囲まれた中山間地域で、瀬戸内海へ向かう加古川と日本海へ向かう由良川が流れ、石生には本州一低い中央分水界として知られる「水分れ」があります、秋から冬にかけて山あいを丹波霧が包むのも、この土地らしい風景のひとつです
春日町黒井には、戦国時代に荻野直正が居城とした黒井城跡が残り、明智光秀による丹波攻略の舞台にもなりました、山の上に残る城跡から麓へ下りてくると、城下町として続いてきた暮らしにも目が向きます
丹波市では農業が盛んで、山あいの田畑では米や黒大豆などが育てられてきました、さらに市内では恐竜化石も発見され「丹波竜」と名付けられるなど、今の暮らしのすぐ近くに古い時代の話が残っています
柏原や黒井などの町を歩けば、昔からの住宅や商店が並ぶ道があり、少し離れると田畑が広がります、山と農業に近い普段の暮らしの中で、子どもたちが学校帰りに立ち寄ってきた駄菓子屋にも出会います
そんな丹波市の道を歩きながら、昔からの商店や住宅地を抜け、その先にある駄菓子屋を探していきます、黒井城では大人が山を登り、駄菓子屋では子どもが小銭を握って店に入る、どちらも丹波の町を歩く楽しみのひとつです