『特別な用事がある日以外は年中無休で店を開けてます。
お正月もお盆も営業してます。
みんなが気軽に来れる(帰って来れる)場所でいたいからですかね。
でも逆に私たちは子供達から元気と優しさを貰っているんですよ。
毎日の様に来てくれる子供達の笑顔はもちろんの事
毎日の様に来てくれる子供達の笑顔はもちろんの事
結婚や就職で寄居を離れた子達が里帰りの際に来てくれたりすると、とっても嬉しいですよ。』
そう話してくれたおばちゃんの笑顔が思い出されます・・
創業80年近くの歴史を有し、寄居駅近くの好立地と優しい温もりをもつ2代目御夫婦の人柄に、歴々の寄居っ子たちに大人気だった【稲葉菓子店】
おじちゃん御逝去に際し、2021年に閉店されました・・
数年前に再訪した際、『また会えてうれしい!』と言ってくださり、沢山お土産を頂いた事、筆者は忘れられません
長きにわたり、本当にお疲れ様でした
そして、ありがとうございました!
2017年3月の記事です
埼玉県大里郡・寄居町。
国宝「男衾(おぶすま)三郎絵巻」でお馴染みの男衾・鉢形・用土などの地名を残し、かつて勇猛果敢な坂東武者が闊歩した質実剛健スタイルは健在!
風光明媚な名勝・玉淀 を臨む鉢形城の城下町にして秩父往還の宿場町として栄えし町域は、今やJR八高線・東武東上線・秩父鉄道の3路線が駆け抜け、そのアクセス良好な立地から観光と交通+工業の要害として光を放ち続ける人口約3万7千人、坂東の歴史と文化を今に伝える町。

(名勝・玉淀。その奇岩・景観の美しさに絶句!!!)

(名城・鉢形城より臨む寄居の町の日暮れ。慕情感はヤバい・・)
今回は紹介する駄菓子屋は、そのターミナル「寄居駅」のすぐそばにあり、寄居で育った各世代の子供達に愛され続ける「稲葉菓子店」です。

(この温かな雰囲気。いつも子供達で賑わう素敵な駄菓子屋!)

(お湯も完備。腹をすかせた子供達の喜ぶ顔が目に浮かぶ!)
カンカンカンと東武東上線の踏切音が旅情をくすぐる線路際にある「稲葉菓子店」。
遠目からでも良く目立つ、緑のテント・アイスBOX・ジュースBOXetc・・・
胸が一気にスパーク!
入り口にはお腹を空かせた育ち盛り達の為に、お湯も完備!
By Myselfで子供達自身でお湯を入れなさいねスタイル、これはイイね!
早速入ってみましょう!

(子供達が出ていった一瞬のスキを突き、店内に!!)
バリエーション豊かな駄菓子、吊るされる駄玩具を見て、思わず口をつく「うわ、スゲー!!」と言う筆者の感嘆の声に気付き、ニッコリと微笑みながら出迎えてくれた、おじちゃん・おばちゃん。
年中無休スタイルの「稲葉菓子店」の2代目にあたる御夫婦です。
初代はおばちゃんの御両親。
駄菓子屋を巡って勉強している旨を伝えると、その顔をさらに崩して、「では、店の生い立ちから・・・」と、色々と話してくださいました。

(駄菓子は子供達が選びやすいよう、下段に集中!!いいね)
おばちゃんは新宿に程近い、東京の牛込(神楽坂)生まれ。
御実家は何人も雇うほどの大きな魚屋を営まれていて、幼き頃の店はそりゃ活気に溢れていたんだとか。
しかし、 忍び寄る戦火⇒激しさを増す空襲により被災してしまい、家族で母方(初代です)の実家があった寄居へと避難、戦中・戦後の混乱期に飴屋を創業、菓子の卸もはじめられたそうです。
なんとも・・・70年以上の歴史を有するんですね!
おばちゃんが学生だった頃。
学校の帰り道に御菓子を仕入れてくるなど、御言葉を借りれば「毎日の様に店の手伝いに駆り出されていた(笑)」そうです。
おじちゃんと結婚、初代亡き後の店は、徐々に駄菓子・駄玩具のラインナップも増やし、卸+小売り⇒駄菓子屋へとクラスチェンジしていき、今や寄居で育った多くの子供達にとってなくてはならない・思い出多き店となっていったのです。

(駄玩具・シール類は見上げる上段に!これもイイね!)
「昔来てくれてた子が孫連れて来てビックリ(笑)。そんな親子3代の常連さんや、毎日10円玉を何枚か握りしめて来てくれる子もいてね。やめられないですよ、皆の為にも。」
事実、筆者が話を伺っている最中もひっきりなしに訪れるお客さん達。
子供達はもちろん、部活帰りの中学生達、孫を連れて(孫に連れて来られてと言った方が正解か?)来店するおじいちゃんなどなど。
皆がおじちゃん・おばちゃんと何かしら会話を交わし、とても楽しそうにしていたのが印象的でした。

(キャベツ太郎が山の様に・・・これは買いこんじゃう予感・・・)
「特別な用事がある日以外は年中無休で店を開けてます。お正月もお盆も営業してます。みんなが気軽に来れる(帰って来れる)場所でいたいからですかね。でも逆に私たちは子供達から元気と優しさを貰っているんですよ。毎日の様に来てくれる子供達の笑顔はもちろんの事、結婚や就職で寄居を離れた子達が里帰りの際に来てくれたりすると、とっても嬉しいですよ!」
そう話してニッコリ笑うおばちゃんと、それを頷きながら聞いているおじちゃんの姿、本当に感動しました。
何世代にも渡る寄居っ子達に愛される秘密は、御二人が何世代にも渡り寄居っ子達を愛し続けてきたからなのでしょう・・・・
まさに、寄居の町の「宝」と言える存在!
例えほんの1日でも寄居に里帰りした際は、「そうだ。おじちゃん・おばちゃんに会いに行こう!」と、寄居っ子達が楽しみに思うのも頷けます。
「また遊びに来て下さいね。駄菓子屋を勉強してくれているなんて・・・私たちにとって、とても励みになるし、嬉しかったです。ありがとうございます!」
そう言って筆者を見送ってくれたお二人。
お礼を言うのは筆者の方なのに・・・・とっても温かく、感謝しきれぬ位です。ありがとうございました!
秩父地方の玄関口として、歴史に裏付けされた観光資源・見どころに恵まれし寄居町へ行かれる際は、駄菓子と温もりを求めて町の宝「稲葉菓子店」に足を向けてみてはいかがでしょうか!
「稲葉菓子店」アクセス
JR八高線・秩父鉄道・東武東上線 「寄居駅」 下車徒歩3分
埼玉県大里郡寄居町寄居1247-6
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