まだ趣味として駄菓子屋を探し歩いてはお話を聞いていた駆け出しのハンター時代(2013年)

珍しく都内にも雪が振り、足元の悪い中に見つけた足立区・伊興エリアの【新菓堂】でした‥

駄菓子屋を探してるの??
 そんな人ははじめて(笑)

 ここいらも昔は本当にいっぱいあったんだけど
 ね〜

 今は数える位‥寂しいわよね。


と労ってくれたおばちゃんの優しさに報われました。

本当にお疲れ様でした。
そして、ありがとうございました🙇

以下・過去記事(2013年2月)


東京都足立区・伊興。

足立区の中央部を南北に駆け抜け、区民の長年の足でもある「東武伊勢崎線(現スカイツリーライン)」と、新たに開通し足立の西部を南北に突っ切るWestern River鉄道「日暮里・舎人ライナー」との間に位置し、どちらをソウルトレインにするべきかで揺れる、乙女心のような町。
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 (側面から撮影。遠くからも目立つ渋い面構え)

今回はその足立区・伊興で40年以上の歴史を持つ駄菓子屋「新菓堂」を御紹介します。

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 (心がウキウキする瞬間。中はどうなっているのやら。)

筆者が訪れたのは1月の半ば頃。
寒風が吹きすさび、路面にはまだ残雪が残る日、あまりの寒さにチワワの様に震えながら「新菓堂」に入ったわけですが、筆者が駄菓子屋を回って勉強している旨を伝えると、優しい笑顔のおばちゃんは奥からこれまた優しいおじちゃんを呼んできてくれました。
色々と話が出来、店を出る頃は心に湯たんぽを装着したが如く、ほっこりと温かになっていました。

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 (色とりどりに陳列された駄菓子は美しい)

「新菓堂」はメインの駄菓子の他に食品や飲料も販売している為、子供はもちろん、地域の住民が多く来店します。
筆者が話している最中も、入れ代わり地域の老若男女が来店してきましたが、世代は違えど皆が皆、おじちゃん・おばちゃんはもちろん、筆者にまで挨拶してくれたのには驚きです。
昔は日本中がこんな感じだったんだろうなぁ・・・・と感慨深くなり、耳の奥では哀愁シンフォニーが流れてくるのでした。

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 (限られたお金で駄菓子を選ぶ楽しさ。幾つになっても変わらない)

足立区内はもちろん、まだ筆者が網羅していない東京の他地域の駄菓子屋の話から伊興周辺の今昔まで、おじちゃん・おばちゃんに教えてもらいました。

帰り際におじちゃん・おばちゃんは筆者に最高の笑顔と共に「今日は楽しかった。また来てね」という最高の言葉を送ってくれました。

「その笑顔が何よりに馳走です」

心はホカホカ湯たんぽ状態。好きな駄菓子もGETでき、筆者としても最高の一日でした。

皆さんも「新菓堂」でホッカホカになってみませんか?

新菓堂アクセス
日暮里・舎人ライナー「舎人公園」駅 徒歩5分
東武伊勢崎線(現スカイツリーライン)「竹ノ塚」駅徒歩10分位
東京都足立区西伊興2丁目にありました