「決めるのは誰だぁ。やるのは誰だぁ。行くのは誰だぁ。そ~うオマエだ。オマエが舵をとれぃ。」

今にしてみればパッケージに描かれているおっさんが、いや失礼失礼。遠洋漁業での長き戦いの日々がそうさせたか、髭面が凛々しい船長(多分)が僕等一人一人にそう言ってくれている気がした。

DSC_0571
 (よ~そろーぉー進路は東へ。よ~そろーぉー夕日が西へ沈む前に)

「キャベツ太郎」や「かば焼さん太郎」などを生み出し、政治家の麻生・芸術家の岡本・芸術的なMFの岬(母親に引き取られかけた際、山岡太郎になりかけるも本人の強い意志で拒絶。以降は岬太郎)に引けを取らず駄菓子界に太郎旋風を巻き起こし続ける、茨城県常総市のスーパースター菓道。(やおきんとのタッグはまさに立志伝)

だからこそ、太郎を冠さずに正攻法で攻め立てる駄菓子界のCaptain of the shipこと「シーチップ」販売中止(していた)の報を聞いた時の虚無感と言ったらなかった。
気付いたら販売が終わっていた・・・そんな感じなのがなおさら悲しい。

DSC_0573
 (よ~そろーぉー、確かな道を)

パッケージからも男エナジーがスパークしているのが分かる。

もう会えなくなる僕等へのエールとして、船長に13分もの長丁場で、男たちへの挽歌でもある長渕 剛の「Captain of the ship」を歌って欲しいものだが、ここは菓道十八番の裏面の紹介文で心を落ち着かせることにしよう。

DSC_0574
 (よ~そろーぉー、俺たちの船を出す)


この度シーチップをお買い上げいただき
ありがとうございました。
おいしい笑顔がみたいから「シーチップ」
はじめました。
笑顔は元気の源・・・幸せいっぱい
ありがとう。
まだまだ日本は進化中!
シーチップでパワーチャージだ!!
もりもり食べてさぁいこう!
節約にもいいかも・・・お母さんにもそっと
おしえてあげてネ。
「シーチップ」はみんなを応援します。
原文まま

言葉の意味はよく分からんが、とにかくすごい自信ですねぇ・・船長。

船長からのエールを聞いて、「自分の事を俺でも僕でもなく「おいら」と言っていた頃の長渕が好きなんですよねー自分。」とでも言うしかありませんわ・・・・

とにかく「シーチップ」、今までありがとう!と言わせて頂きます。お疲れ様でした!