変化しにくい、結び付きが強い

【硬い】
外力に強い、ぎこちない

【堅い】
丈夫でしっかりしている、確かである
※日本語早わかり樣より参照

固いし、いや硬いしなぁ‥
っていうか、堅い側面も否めないんだよな〜。(笑)

全てに当てはまってしまうから、考えたってちゃ～んならん（どうしようもない）
書いちまいなよ、なんくるないさ～（なんとかなるさ）！

ということで、いかせて頂きます！

沖縄・浦添市【新里食品】が生んだ、スーパーローカル系駄菓子【いちゃガリガリ】。

南海一、いや日本一、いや下手すると世界一堅い、いや固い、いや硬い、ってしつこいな〜(笑)

とにかくかたくて美味しい、イカの駄菓子です。

その名の由来は、『いちゃ≒いか　ガリガリ≒ガリガリ食べる音』より。
こりゃ、如何ともしがたいさ〜

どんなに攻め込んでも、全く落ちない城郭の難攻不落っぷりを武田信玄公が、『固きor硬きor堅きこと、【いちゃガリガリ】の如し！』と、言ってないとか言ってはいないとか。

とにかく、生兵法は大怪我のもと！の言葉通り、虫歯・入れ歯・プラークコントロールに自信のない方は、しっかりと用心してから食べるべし！ってことやね。

（カタイ！と片仮名表記はズルい(笑)。心して食するべし。）

先ずはパケを見てほしい。

イカ君が満面の笑みを浮かべながら、『カタイ！』って言っているところが心憎いですよ、新里食品さん(笑)

固くて硬くて堅いってことを、しっかり理解して敢えて片仮名で攻めてくる所、多くの名君・御主加那志前（うしゅがなしーめ）≒琉球国王を輩出してきた浦添スピリッツを感じざるを得ませんよ。

昔なつかしいおきなわの駄菓子
お子様のおやつやビールのおつまみに‥
かむちからでアゴを強くします。

パケには他にも興味と食欲をそそる文言が踊ります。

そうですね。
中身はというと‥

（色の薄いかりん糖といった見た目ですね。5本入り也）

（写真から、そのカタサは伝わらず。それこそ【いちゃガリガリ】の術中）

試しに一噛み、もいちど一噛み、角度を変えて側面を甘噛‥‥

噛めば噛むほど、ガリガリいきたい気持ちを一瞬でへし折る、堅き衣の防御力よ‥

これ、ワンちゃんが良く遊ぶ🦴みたいな感じなんですよね‥噛んでも噛んでもってヤツで‥

しかし、ひょんなことから衣の繊維をつなぐ固さがカタサ三兄弟の中で最も弱いことに気づいた筆者。

駄菓子屋研究家の、いや、40を過ぎた働き盛りの壮年男性のプライドと体裁をかなぐり捨て、【いちゃガリガリ】を舐めくり返したら、少し柔らかくなることを発見。
すんなり噛んで食べることに成功しましたYO

しかし、舐め繰り返してる姿・顔を、仮に守護霊が見ていたならば‥

「もうあんさんのこと、守護できひんわ。お暇させてもらいます。ほな、さいなら」と言われることに間違いないですが、背に腹は代えられないってヤツですわ。

（固さの秘密は、この黒いスルメをコーティングする衣にあった！）

黒く、びっくりするぐらい小さいスルメに、衣と言う鎧を重ね、出来上がった【いちゃガリガリ】は、食べれば食べるほど癖になって手が止まらなくなります。

味を例えるなら、イカフライの衣をそのまま、めちゃくちゃかたい、そして味の薄い歌舞伎揚に変えた味とでも言ったところだろうか。

それにしても。
なぜ故ここまで【いちゃガリガリ】はカタサを追求したのだろうか？？

昔、シューティングゲームなどで、異常に打たれ強いボスキャラの事を「かたい」と言うゲーマーがいたが、何らかの関係あるのだろうか？

その答えは、地元沖縄の情報を愛を込めて語り続けるメディアDEEokinawaさんの記事が見事に深堀りしてくれてます。
秀逸ですので、是非ご一読頂きたく。
ほぇ〜
歴史はすでに半世紀以上。

元ネタはゲソの🍤的な駄菓子だけど、保存が効かなく賞味期限はもって5日程度‥

それならばと、保存が長引くように固さを追求して硬さ・堅さも引き連れて、出来上がったのが【いちゃガリガリ】だった！！

DEEokinawaさん、新里食品さん、琉球国王の壮大なるストーリーをありがとうございました。

固く、硬く、堅く、カタイ沖縄ローカル系駄菓子【いちゃガリガリ】。

沖縄に行かれる人、沖縄物産展へ行かれる人は、カタさを覚悟の上で食べてみてはイカがでしょう

きっと固さ⇔硬さ⇔堅さが織りなすハードボイルドさの虜となることでしょう！