『クラウドファンディング』

Cloud(クラウド)=群衆
Funding(ファンディング)=資金調達

『インターネットを介して、不特定多数の人々から少額ずつ資金を調達すること』

2011年東日本大震災を契機に、少しずつ日本でも浸透してきた、個人(団体)の夢・事業継続を叶えるツールで、皆様も見聞きされた事や使われた事があるかもしれません。

今回はその『クラウドファンディング』より。

ある駄菓子屋ゲーセンの店主の想いとチャレンジを、少しでも多くの皆様に見て頂きたく、ブログに書く事にしました。

⬇⬇⬇皆様こちらをご覧ください⬇⬇⬇
レトロゲーム秘密基地 存続のための移転プロジェクト

ご当地グルメ『十和田バラ焼き』(三沢市発祥)で知名度グンバツに上昇中。

18の山々からなる複数火山の総称で、世界有数の豪雪地帯として知られる『八甲田山』や、透明度の高いカルデラ湖『十和田湖』からの流れが創り出した自然界のアート『奥入瀬渓流』などに抱かれた、美しき青森県南部地方の十和田市。

80〜90年代のレトロなゲーム(しかも毎月タイトルは入れ替え)が主体。
新しくも懐かしいお店が2019年OPENしました。

※写真は全て店主より許可を貰い使用させてもらっています。
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(コカ・コーラ看板とガチャガチャの赤・Informationの黄のコントラストがお見事!)

店主は、元・駄菓子屋ゲーセンの息子(孫)。

店名は、『レトロゲーム秘密基地』。

東京で就職して経験を積み、約10年ほど前に故郷である十和田に戻ってきた時、昔なじみの喫茶店やゲームセンター、おもちゃ屋・書店などが尽く閉店もしくは別業態の店舗へと様変わりしていたそうです。

思い出の場所がなくなってしまう寂しさ‥

店主が感じた‥いや、込み上げて来たのは、そうしたなんともし難い故郷への慕情。

そしてその気持ちはいつしか、『今は亡き、ばあちゃん(店主の祖母)が守り続け、子供達の憩いの場だった駄菓子屋ゲーセン。令和の今、この地に再び!』へと変わっていきました。

昭和後期。
ぴゅう太→ファミリーコンピューター(ファミコン)・メガドライブ・pcエンジン→etc‥へと続く家庭用ゲーム機隆盛時代、町には従来の駄菓子屋がアーケードゲーム機を置き、その地区の子供達の『溜まり場』として機能したいわゆる『駄菓子屋ゲーセン』もまた、隆盛を極めました。

家庭用ゲーム機保有率の上昇に伴い、その数を減らしていったとされる『駄菓子屋ゲーセン』ですが、その数が減るに連れ逆に、少し広いエリアから子供達〜大人に至るまでの客層を引き寄せ、筆者(昭和53年生まれ)の家の近くにあった4軒(と言っても自転車で15分程度かかった)の『駄菓子屋ゲーセン』は、かなりアダルトな雰囲気を保ちながら、いつ行って満員御礼だったと記憶しております。

しかし、筆者が中学〜高校になる頃には、全ての店が無くなってしまったのです・・

すごく悲しかった記憶はありますが、店を閉めた理由はわからなかったのが正直な所でしたが‥

いつも学校帰りに弟さんと共に店を手伝い、『駄菓子屋ゲーセン』の盛衰を見てきた店主のブログ『元駄菓子屋ゲーセンの息子のレトロゲーム秘密基地』を読めば伝わる当事者たちの息吹。

斜陽へと向かう昭和後期の『駄菓子屋ゲーセン』の姿や、『ドンキーコング』や『アフターバーナー』についての見解、『アウトラン』をバラして中をキレイにしてあげるゲーム機に対する愛情など、笑いあり涙あり。読み物としても秀逸ですので、是非ご参照ください。
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(往年の店主の祖母。お孫さんの気持を天国で喜ばれているでしょう‥)

レトロなゲーム達が紡ぐ祖母⇔父母⇔孫への三重奏は、同じく当時を少年(少女)として過ごしたマイティボンジャック諸氏のハートに火をつけ、十和田市をはじめ青森県内はもとより、県外からもお客が訪れるほどになりました。

さらに、ゲーム好きが気軽に集い・マニアックに話せる場所として、2階をBAR(シークレットベース)として開放。
アーケード・コンシューマ問わず、徐々にゲーマー達の輪が広がり、みちのくの『ルイーダの酒場』にならんとしていた時。

かの、忌まわしきコロナ禍における『緊急事態宣言』が発令され休業を余儀なくされ‥

終わりなき第3波の到来により2021年5月(GWいっぱい)を目途に、店を閉める事になってしまいました‥
(アウトラン。よくやったな~。BGMが途中から神がかってくるんだよな・・)

しかし。
このまま終わってなるものか‥
コロナなんかに負けてたまるか!

コロナ後を見据え、ソーシャルディスタンスを保つ為、広いスペースハリアー‥もとい、スペースの店舗を。

より多くのゲーム機を置き、そのなつかしきBGMと匂いをRemix→ニューノーマルVersionへ。

ここに来ればいつでもあの頃へ戻れる!
戻りたい!と思う人達のためにも!!

と、故郷に『思い出の店』を残す為、店主は『クラウドファンディング』に挑戦されたのです。
(『スペースハリヤー』もかなりやったなぁ・・BGMを今でもよく覚えてますYO)

私事でありますが
仲良しの駄菓子屋さん、お世話になった問屋さん、いつも1品おまけしてくれたなじみの定食屋さん、定年後に念願の天麩羅屋を開いた老夫婦‥

この憎きコロナ禍、自分達の能力・健康とは全く関係のない疫病の罪過により、心折れ資金尽き、廃業を余儀なくされた人々が周りにも多くおります。
何もできない自分が情けなく、そうした人達の事を考えると、本当に悲しく悔しくやるせなく‥


東京下町より。
筆者は、コロナに立ち向かう『みちのくの勇者』の挑戦を一人でも多くの人の目に届いて欲しいと願い、拙文ではありますが書かせて頂きました。


クラウドファンディングに寄付をくださる方はもちろん、一人でも多くのレトロゲーム・駄菓子屋ファンの方へこの取り組みを届ける事(シェア)も立派なFundingだと思います。

※もう一度、貼り付けておきます
レトロゲーム秘密基地 存続のための移転プロジェクト

皆様、よろしくお願い致します。