埼玉県川口市。

東京に隣接する立地と、母なる荒川の舟運に恵まれ、同市を全国的な工業都市へと押し上げた鋳物産業は市民の誇り。

市域のど真ん中を悠々流れる芝川沿いに広がっていた旧鳩ケ谷市を、まるで鋳物製法が如くその身に優しく溶かし込み(吸収合併)、今なお増え続ける人口は県下NO2の約59万4千人(1位はさいたま市・約122万人)。

子育てに優しく、若年層に人気があるが故に巻き起こった開発ラッシュにより、少なくなってしまった旧・日光御成街道の風情やキューポラ(溶接炉)の存在を、「キュポ・ラ」と言う名のシャレオツな駅前施設に託す温故知新な一面も兼ねそろえた街。
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(旧・日光御成街道の面影を残す鳩ケ谷本町一帯。鳥居の朱と青のコントラストがシブい)

今回はその川口市・安行領根岸で昭和50年(1975年)3月25日創業の駄菓子屋「高松商店」を紹介します。
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(とても素敵な面構え。中央に陣取る駄菓子屋ゲーム機がとても目立つ)
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(左端、写真が切れてしまいましたが、シャイな言い訳仮面でかくしてる『少年隊』です)

元々は、おもちゃ屋からスタートしたと言う「高松商店」。

子供達、そして時代のニーズに合わせて、徐々に文房具や飲料系、駄菓子・駄玩具(シールなど)を置くようになり、現在の姿へと進化していきました。

入店前、一際目立つ10円ゲーム(カーレース)に注目!!

店に入る為に対峙する事となる、このGameのハンパない存在感を全身に浴びれば、あなたも早速1回打ちたくなるはずです(笑)

筆者はやりましたよ!
もちろん、負けましたが(笑)

では、早速店内に入ってみましょう!
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(駄菓子が下。おもちゃ・プラモが上。この世界観に圧倒されない人は皆無なり)
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(さらにシール類の多さには驚きを通り越し感動すら覚える)

「お、おお‥なんちゅうスゴい品揃えなんだ…」

店内に入るとすぐに口をついたオッサン(筆者)の独り言(笑)

それを聞いていたおばちゃん、ニッコリしながら「駄菓子以外もたくさんありますからね(笑)。おもちゃも懐かしいのもあると思いますので、ゆっくり見てください。」と店内に誘ってくださいました。

さすがは元々おもちゃ屋。
プラモデルやミニ四駆なども充実のラインナップ。

さらに圧巻は、シール類のバリエーション。

ぐでたま・プリキュア・アイドル系・ヒーロー戦隊ものに至るまで、無いものは無いんじゃないかと思うぐらい‥

これはくまなく探せば、あなただけの「何か」に出会えるかもしれませんね。
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(駄菓子と玩具と文具が共存する素晴らしきダイバーシティ空間。)
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(トミカon theアイスボックス。なんとも見事なコンビネーション。)

まだ緊急事態宣言が発令される前。
筆者が訪れた日、「高松商店」は子供達で大盛況でした!

次々訪れる子供達を優しく包みながら、お話を聞かせてくれたおばちゃんには感謝です。

子供達は各々駄菓子を買っては横出入り口から店を出て、車通りと歩道の間に設けられた「高松商店」特設リング(安全地帯)でおしゃべりに興じたり、駄菓子を頬張ったりしていました。

「ここらへんも車の量が多いから。みんなここで食べたり話したり、好きなことしてるんですよ」
そうニッコリ笑顔を浮かべて話すおばちゃんの笑顔がとても印象的でした。

優しさに包まれてますな、川口っ子諸君!
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(文房具も豊富な店内。優しく店内を見守る鬼龍院翔氏に敬礼!!)

「子供と一緒に来てくれるお父さんの中には、自分の方が夢中になって見入ってる人もいるくらいだからね(笑)」

筆者もそんなパパさん連と同じくで、なんでもござれ!な「高松商店」店内で気になる「何か」を探す楽しみを絶賛満喫させて頂きました。いや~楽しかった!

「コロナで物騒な状況が続きますけど、終息したら今度はぜひお子さん連れて一緒に来てくださいね。あ、それまで頑張って店続けていかなきゃ(笑)」

おばちゃんからの温かな言葉を背に、再訪を誓ったのは言うまでもありません。

皆さんも、何でも揃ってる駄菓子屋「高松商店」でお目当ての何かを探しに行ってみてはいかがでしょうか?
もしかしたらそれは、少年(少女)時代に置き忘れてきた「思い出」であるかもしれませんね・・・

「高松商店」アクセス
埼玉県川口市安行領根岸1313-1
定休日=日曜・祝日