栃木県足利市。

室町幕府を開いた源氏の名門・足利氏の菩提寺である国宝鑁阿寺や縁結で有名な織姫神社など多くの寺社仏閣に恵まれ、日本最古の学校で日本遺産でもある足利学校を擁する事からも世人曰く、『東の京都』・『北の鎌倉』と。

栃木県・群馬県に跨る両毛地域(佐野市・館林市・桐生市・太田市・足利市)の中心として栄え、古くより織物業(足利銘仙)が盛んで、美しき渡良瀬の流れやあしかがフラワーパークや栗田美術館など、見どころ歩きどころが多い人口約15万。

森高千里さんの名曲「渡良瀬橋」の舞台としても有名な、夕日がキレイな街。
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(市の「まちなか」を流れる渡良瀬川。森高千里さんの名曲の舞台なり)
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(かつては『坂東の大学』と日本中にその名を轟かせた日本遺産・足利学校)

儒学・易学・兵学など多岐に渡る講義が行われていた足利学校。

そのバリエーションが如く、駄菓子・文具・日用品や煙草のみならず、昔の玩具やファミカセまで多岐に渡る品揃えに驚かされる事必至な駄菓子屋「小島商店」をご紹介します。
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(2色のグリーン看板が足利の空に映える。外観も素敵でしょ!)

新型コロナの流行がさほど拡がっておらず、緊急事態宣言も出されていない少し肌寒かった或る日。

筆者が訪れたのは、そんな日の事でした。

実は筆者、Twitterで小島商店アカウントとつながっておりましてね。
お会いできるのが楽しみで仕方なかったわけです。

店にたどり着き、逸る気持ち(+呼吸)を抑えつつ店に入ろうとする際に目に入った荷下ろしをしている1台のトラック。
その側面に描かれし「コモリヤ」の文字!!!

うぉ~!
さらにテンションが上がるぜぇぇぇぇえええ!!

「コモリヤ」とは、筆者の故郷である東京下町、台東区の蔵前にある駄菓子・玩具問屋さんなんですよ。まさかここで会えるとは・・・
すごい、すごすぎるぜ「コモリヤ」の配送網!!

っと、入店する前から息切れするところでした。スイマセン(笑)。

さあ、店に入ってみましょう!
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(広くキレイな土間空間に島が3つ。お客の動線を意識した素敵な配慮。)
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(レジのそばにスーパーボール・シール系など、当たると嬉しい花いちもんめな逸品が!)

「いらっしゃませ。こんにちは~」

荷下ろしを終え奥から出てきてくれたのは、ニコニコ笑顔がとても素敵でお元気な御年(2020年現在)83歳のおばちゃん。
全く80代に見えず、とても若々しいお姿にビックリしました。

名刺を差し出し、筆者が駄菓子屋を回って勉強している事・SNS上で友達である事、そして「コモリヤ」のある町で生まれ育った事をお伝えすると。

さらにその顔を崩し「えー!そうなんですか??「コモリヤ」さん、呼び戻しますか?(笑)。Twitterは娘がやっておりましてね。今出ているのですがすぐに戻ると思います。さ、どうぞお座りください!」と椅子を差し出してくださいました。

それにしても、すごい広さ・・・
そして、すごい量・・・

店内をくまなく見た訳でもないのに、ゲーム機やおもちゃなどもあることが分かり、年甲斐もなくドキドキしてしまう四十路のオッサン(筆者)に、おばちゃんは色々と教えてくださいました。
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(ジュースは当然。ゲーム機もあるし、小間物や退屈しのぎに読める本も完備!)

「小島商店」の創業は今から約60年前。

当時は卸売として、両毛一円の小売店相手に商売されておりました。

そして、日本が超元気だった80年代に地元の子供達相手に小売をスタート。

昭和⇒平成の世を駆け抜け、そして令和の現在も走り続けているのです。
すこぶる素敵ですやん!

「あら。帰ってきたみたい(笑)」

頼りになり、跡取りでもある娘さん夫婦が戻られたので改めて挨拶→さらに話に花が咲きまくってしまいましたね、ハイ!

おばちゃん、跡取り夫婦の究極シフトになった刹那、それを完全に把握していたが如く入店してきた10人程度の集団。

娘さん曰く、「子沢山家族ではなく、兄弟いとこの親戚一堂なんですよ(笑)」と。


「今何年になった?」とか、「あら、あそこに行ってるのね!」など、次々と繰り広げられるやり取り。

「すごいアットホームだなぁ…」

まるで祖母と孫の会話を聞いてる様な錯覚に陥ってしまいました。
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(子供達が好きに書いたPOPが貼られる空間は、アットホーム感を更に助長)
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(金券付の駄菓子も充実のラインナップ。これ、ハマるんだよなぁ〜(笑))

大家族が帰るのと入れ替えに、学童組の子供達が入店、おばちゃんとハートウォーミングなやり取りがリターンズしておりました。

改めて店内を、子供達の邪魔にならぬ様に探索開始!

充実のラインナップを誇る駄菓子・駄玩具は言わずもがな。

「子供達の空き時間のオトモになるかな〜と思いまして(笑)」と娘さん曰く。
マンガ・雑誌類(非売品)はもとより、アイドルの写真・ゲームのカセットなど色々あって、まさにパラダイス銀河が如し。

ようこそここへ〜
遊ぼうよパラダイス〜

シャカリキコロンブス状態で店を探検するお父さん世代の姿。想像するに難くありません(笑)
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(カネキャップをコルトに装着!ベーゴマもよくやったよな〜)
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(鈴木あみーゴ!こういうのもあるなんて‥小島商店にBE TOGETHERだよ‥)

「高齢者福祉施設のお年寄りも買いに来てくれるんです。人と接する事、話をする事って、子供達にもそうですが、高齢者にとってもとても必要な事だと思いますからね」

娘さんからの会心の一言。
筆者も本当にそのとおりだと思います。

駄菓子屋の持つ魅力。
それは、駄菓子の売買を通じ生まれるコミュニケーション。
年齢も性別も通う学校すら違う、店に集う常連達の中で育まれる人間関係なのだと思います。

楽しい時間に必ず終わりが来る様に、「小島商店」を後にする時間が来てしまいました。

「来て頂き、本当に嬉しかったです。また近くにお寄りの際は足を運んでください!!」

満面の笑みで見送ってくれた、「小島商店」の皆さんの姿を筆者は忘れません!

夕陽がきれいな街〜♪
森高千里さんの名曲「渡良瀬橋」で歌った足利市には、笑顔が素敵な人々がいる街でもありました!!

「小島商店」アクセス
栃木県足利市百頭町1960-2
東武伊勢崎線「福居駅」より徒歩5分
不定休