戦後の混乱が続いた昭和22年(1947年)創業。

戦後の混乱期‥と言っても47都道府県で唯一、県域全体が戦場と化し、直接アメリカの統治下に入った沖縄県の場合、他地域とは全く別のものだったに違いありません・・・

その中での創業は、特筆に値しまくりです。
それだけで少し感動している大学で日本史を専攻していた筆者でございます。

以来70有余年。
今や県民の誇りともいえる総合食料メーカーへと躍進した、当ブログ風に言えば「レジェンドメーカー」であるオキコ㈱

今回は、パッケージを見れば一発で胸キュン必至な「元祖オキコラーメン(まろやかチキン味)」小袋タイプを御紹介します。
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(赤丸ほっぺが可愛すぎる。男の子か女の子か不明な点すら愛おしい…)

オキコのラーメンは昭和41年(1966年)に「沖縄の食生活をもっと豊かにしたい!」と言う崇高な想いから誕生。

沖縄が日本に返還されたのが1972年だから、アメリカ時代の話ですよ‥

沖縄初となる即席のオキコのラーメンは飛ぶ様に売れ、最盛期には月250万食(沖縄人口約145万人※2020年現在)に登ったって言うんだから、単純に1人1個以上食べてたわけですよね。スゲー!!

しかし、本土から流入してくる商品との価格競争に抗えず1998年に発売中止になるも、2006年に県民からの「復活希望」の声に後押しされ再生産に踏み切ったとの事。
※詳細は上記オキコHPを参照

アクターズスクール出身の歌手達が地元で凱旋ライブをやる際、地元の方から温かく迎えられるが如く、オキコラーメンの再結成…もとい再販売に、地元民が大喝采を送った事は疑う余地がありませんね!!
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(駄菓子サイズのミニ(30g)。1袋=50円程度の売値。素敵やん)

まろやかなチキン味!
そのまま食べても、お湯を入れても、口中に広がるは、オジー自慢の琉球フレーバー。
ぜひオリオンビールと共に食したい(笑)

1袋=4ケ入り。
筆者が購入したのは物産展価格でしたたが、実際1袋→50円程度の販売価格といったところでしょうかね?

沖縄の駄菓子屋事情に詳しい方がいらしたら、駄菓子屋でオキコラーメン食べれるかを教えて欲しい。そんな気がする今日この頃。

琉球時代より、沖縄の人々が大切にしてきた「島人の宝」。
オキコのラーメンも、その一つなのかもしれませんね。