東京都東久留米市。

市名の由来の最有力候補である「クロメが転じてクルメになった」黒目川と、都内で唯一「平成の名水百選」に選ばれし落合川の清き流れを見れば、「河童のクゥと夏休み」の舞台に選ばれたのも伊達じゃないと頷けるはず。

アイドルのみならず、バラエティ・キャスター、男子ごはんに!
八面六臂な活躍を見せる透明度の高いタレント国分太一氏の出身地だから空気も澄んで美しく見えるのでしょうか?
西武鉄道・東久留米駅前の「富士見テラス」から臨むダイヤモンド富士の見事さに胸を打たれぬ者はいない(と思う)の人口約11万6千人、武蔵野台地の中央部に位置する瀬音ゆかしき街。
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(清らかな「せせらぎ」に思わずうっとり・・・落合川素晴らしや!)
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(これが音に聞く「ダイヤモンド富士」。スゲー!提供・かなん。ありがとうございます)

「我が街の子達は、我が街で育てる!」

その東久留米市に2015年OPENした「だがしや かなん」の掲げるモットーが、夕焼けを乗せた「ダイヤモンド富士」の様に素晴しい件!
今や子供達のみならず、地域住人の憩いの場となっている「かなん」。

是非ごらんあれ
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(「かなん」の看板は、遠くからでもよく目立つ!ここを入ればお店に通ず)
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(入り口に辿りつけば、あとはもう気の向くまま!楽しげな笑い声が聞こえてくるぞ!)

「かなん」とは、古代ヘブライ語で「故郷」と言う意味があるんですって!!

元々、地域に根差したセラピストとして活躍していた店主。
数年前から地元小・中学で不登校の生徒などを対象に「見守りボランティア」として、地域活動をされており、その際に名乗っていたニックネームが「カナン」で、「それが気に入ってて、店名にしたんです(笑)」との事。
超×2いいっすね~!

筆者より少し上の世代にあたる店主、以下かなんさんと呼ばせてもらいます!

そうそう。
「かなん」には、広義の意味で「母親」と言う意味もあるそうで、「ここを巣立っていっても、いつでも気軽に立ち帰れる場所であり続けたい」という、かなんさんの「おふくろの想い」も含まれています。

東久留米っ子達、ありがたや~ですね(笑)
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(北欧とかアッチ系のポップな雑貨店を思わせる、オシャレでkawaii店内)
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(駄菓子名と価格が一目でわかるPOPの素晴らしさよ!!)

それにしても、雰囲気っていうか内装っていうか。
北欧っぽい感じがしてとってもオシャレですよね~。

「あら。それは全然意識してないかな(笑)子供達からの『あの駄菓子置いてよ!』的なリクエストに応えている内に自然とこうなっていきました(笑)」と、頻りに「北欧っぽい内装ですね~」と唸る筆者のクエスチョンにかなんさんがピシャリ!
ユーモアを交えながらの会話、本当に愉快な方なんですよ!
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(災害時の避難場所を兼ねるあそび避難所!親御さんも安心だね)

そして「かなん」は、その北欧っぽい(筆者感)店内やテラスで、「おふくろの味」っていうより文字通り「駄菓子屋の味」が食べられます。
その名を「かなん食堂」と申します!

って・・・
名前、まんまやん!!

なんて言わせませんぜ(笑)

「実家のごはんの様なほっとできる食事の提供を心掛けています。お一人でも気軽にいらしてください♡」
と掲げしコンセプトのほのぼの感は、まさに実家でくつろいでいる時が如し。

もし筆者の職場がこの辺だったなら、昼の度に入り浸るよ・か・ん!

食堂は月・水・金の週3日体制、11’00~完売まで営業スタイルだから、お近くを訪れた際はぜひぜひ!
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(歴代の思い出帳と、駄菓子屋さん情報満載の記録!!これはスゲー!)

ランチ以外の時間は、食堂テーブルは皆が座って話せる(駄菓子も食べられる)憩いのテーブルに早変わりします。

筆者が訪れた日。
このテーブルを囲い、今春に就職が決まった学生さんと小学生、そしてかなんさんの「30年来の友人」でもあり、共に「かなん」の活動を支えるスタッフさん達が楽しそうに談笑してました。

「これ見てください。店に来てくれる子供達が好きな事を書いている『思い出帳』。今6冊目になりましたよ!あと、この『駄菓子屋さんノート』。開店する際に、友達が色々調べてくれて・・・」とかなんさんが差し出すノートを開けば、な・・なんと、当ブログの記事がビッシリ。

いや~。
嬉しかったのと同時に、駄菓子屋情報を記し続ける責任重大さもズッシリと感じました!!
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(当ブログの過去記事が何軒も・・・・恐悦至極なり。が、頑張ります!)

近所にあった「よろずや(※廃業)」さんと言う素敵な駄菓子屋さんを地域活動の一環で取材したその昔。

「いつか駄菓子屋さんをやりたい!」とかなんさんの心の中に芽生えた気持ちは、いつでも誰でも戻って来れる安らぎの居場所「かなん」として発芽し、地域活動や楽しいイベントを皆で楽しみながら開催する事を通じて、東久留米、いやいや多摩に無くてはならない存在の駄菓子屋へと大きく大きく花を咲かせました!

そして、その「かなん」と言う太くしなやかな木を支えているのは御家族を始め、仲間達や常連さん達の絆なのだと強く思いました!!

皆さんも多摩の自然と優しき温もりに包まれた素敵な駄菓子屋へ行かれてみてはいかがでしょうか!

「だがしや かなん」アクセス
東京都東久留米市幸町1-5-23
西武池袋線「東久留米」駅 徒歩8分

※来る2019年3月12日(だがしの日)3月16日(予備イベント)が開催されます!!

東京では東久留米市の「だがしや かなん」と、西東京市の「ヤギサワベース」の2店共同開催。
御興味のある方々は是非是非!!
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