東京都清瀬市。

「清き土地である!」
日本武尊(ヤマトタケル)が当地を訪れた際に言ったとされる伝承が残る清土(現在の清戸)から『清』を、市域を悠々流れる柳瀬川から『瀬』をとって、名付けられしロマンティックな市名の由来。

その清き瀬が美女を生み出す源なのか?
埼玉県の所沢市・新座市と隣接する市域から、堀北真希・中森明菜・釈由美子などの美女を輩出し続ける人口約5万5千、多摩地域の北東部に位置する町。
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(「清瀬駅」。西武線沿線のポップな駅舎は、見ているだけで清々しい!)

今回紹介する駄菓子屋は、その清瀬市・志木街道沿いにあり創業なんと70有余年!!

先々代・先代が築き上げてきた歴史ある土台を、3代目にあたるおばちゃん(まだ若いですが、便宜上。お許しくだされ)が見事に昇華。

今も昔も清瀬ッ子達で賑わい続ける素敵なお店「島田商店」です!
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(だがし屋と表記する所に「島田商店」のアイデンティティを感じざるを得ない・・)
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(4台並んだ駄菓子屋ゲーム機が素晴らしい!や・・やりたいです。)

「あら~!駄菓子屋さんを巡ってるんですか??珍しい!(笑) 実は3~4日前に店内を大改装して、全てが終わった訳じゃないけど、出来立てホヤホヤ状態なんですよ~(笑)」

今年(2018年現在)で40歳、不惑を迎える怪しすぎるオサーン(筆者の事だぞ!)の突然の来訪に動じることなく、底抜けに明るく出迎えてくれたおばちゃん+奥で楽しげに話していたママ友さん(笑)。

御二人から清瀬の移り変わりや駄菓子屋事情、店内レイアウトの機微に至るまで、とても多くの事を教えてもらいました。

「お子さん連れ(ベビーカー)やお年寄り(車いす)が、そのまま入りやすい様に店内の動線を考えました!」と、こだわりのレイアウトには感動さえ覚えますよね~!
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(中央に大きな島を配置。動きやすく見やすいレイアウトには感動!)
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(この棚。実におばちゃんのDIY(Do It Youself)。手作りの秀作なり)

手先がとても器用なおばちゃん。
店内にある駄菓子の棚も、しこしこ手作りで完成させたとの事。

「子供達はもちろんの事、地域の人達が気軽に来れてふれあえる様な温かい店にしたくて。先代・先々代が作ってくれた店を私は守り続けながら、時代のニーズにあわせ変えていく(笑)。そうそう、駄菓子屋のおばちゃんになるのが昔からの夢だったし。あ!それかお笑い芸人(笑)」

そう言って大笑するおばちゃん。

いや~。
お笑い芸人にもなれたかもなぁ~。

筆者も笑いっぱなしでしたよ。本当に元気までもらっちゃいました!
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(駄菓子コーナーもリニューアル続行中!次回行った時は変わってるかも?)

ホットニュースがありまして。
なんと、「島田商店」には4代目(候補)が既に存在しています。
それは、小学生になるおばちゃんの娘さん。

「いつか私が継いであげる!」と嬉しい言葉を言ってくれているのだとか。

「いつの日になるか(笑)。でも継ぐ継がないは別として、娘が成長・結婚などして孫を抱ける年齢になっても、駄菓子屋を続けていきたいですよね。孫と一緒に来てくれる先々代・先代からの常連さん達の様に、私相手に育っていく今の子供達が成長していく姿や、その子達の子供も見ていたいじゃん(笑)」

そう話すおばちゃんの顔には、娘さんを含む清瀬の子供達に対する愛情に溢れているのでした。

清き瀬が映える清瀬に行ったらみなさんも、懐かしくも新しいお店「島田商店」で極上の駄菓子屋経験をしてみてはいかがでしょうか!

「島田商店」アクセス
東京都清瀬市下清戸1-361