千葉県船橋市。

市立船橋から「全国区」という名のキラーパスを引き継いだ「ふなーしー」人気は今だ絶大!!

船橋大神宮が見守る市域を走るアクセス良好な9つの路線と37のステーション。
ららぽーとTOKYO-BAY ・ ふなばしアンデルセン公園 などの人気SPOTと、かつての港町・宿場町の面影とが見事共存、子育てしやすいエリアへと躍進した、県庁所在地・千葉市(人口約96万人)に次ぐ県下NO2の人口約62万を擁する街。
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 (東武アーバンパークライン(旧・野田線)夕暮れ時の馬込沢駅。)
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(今回の舞台は、「丸山中央商店会」にある駄菓子屋!!)

今回紹介しますは、東武アーバンパークライン(旧・東武野田線)の馬込沢駅より徒歩約10分。
「丸山中央商店会」の中頃にあり、緑のテントが目印、文房具・駄菓子の店「みどりや」です!
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(緑色のテントがとても良く目立つ!間口も広いねぇ~)

遠目から、この緑のテントが目に入ってきた時の感激と言ったら・・・・

昭和36年(1961年)に雑貨屋さんとして創業した「みどりや」。
以来半世紀、文房具・ゲーム・駄菓子を置きはじめ、丸山の子供達にとってなくてはならない大切なお店になりました!

向かって右側が、駄菓子・駄玩具・文房具エリア。
向かって左側が、飲食・おしゃべり可能なエリア。

雑貨屋だった造りをそのまま活用してるが為に店内は広い広い!楽しい楽しい!(笑)。
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(店内右側。子供の同線・目線に配慮した優しいつくり)
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(店内左側。駄菓子を食べたり、おしゃべりしたり。最高の空間!!)

筆者が訪れたのは、ある夏の日の夕暮れ時。

駄菓子エリアには、お小遣いの範囲内で買える駄菓子を必死に選ぶ男の子達。
おしゃべりエリアには、駄菓子をおつまみに楽しそうに話しをしていた女の子達。
世代も様々、小さなお客さん達で大にぎわいでした!

そして駄菓子を買う子や店に別れを告げて家に帰る子一人一人に何かしら話しかけていた優しいおじちゃんは「みどりや」の2代目。初代はおじちゃんの御両親。

「いつも来てくれるからね。お客さんと言うより、友達の様な感覚で接する様に心掛けてますねぇ。」

初見の筆者ですら、一発で「みどりや」の持つ温かな雰囲気の虜になってしまいました。いいですねぇ、こういうの!
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(開店当時の貴重なお写真。歴史の重みを感じる・・・)
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(駄菓子のストックとプラモデル!掘り出し物もあるかも!!)

「昔は近所に大きな銭湯があってね。商店街も賑やかでしたね・・・お母さん方が買い物している間、子供達はうちで遊んでいたものです。」

と、丸山周辺の移り変わりや船橋の歴史・子供達に人気の駄菓子など、多岐に渡りおじちゃんに教えてもらいました。

「今は駄菓子屋が少なくなってしまった分、近隣の学区からも子供達が遊びに来てくれます。おかげで、従来駄菓子屋が果たした地元の年の違う子同士の交流に加えて、他学校の子同士が顔馴染み(広義の友達だね)になるケースも増えてるみたい。ウレシイですね~」と、最近の駄菓子屋の果たしている役割をも教えてくれました。
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(懐かしの王道10円ゲーム。仮面ライダー、よくやったなぁ・・・)
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(ゴミばこも完備!店内あちこちに温もり溢れるPOPが張られる)

「じゃあね!!!」

最後まで店内で懐かしの10円ゲーム「仮面ライダーGoGoレーシング」をやっていた少年が、おじちゃんに別れを告げて店を出て行きました。

ふと時計を見上げると、午後6時過ぎ。
閉店時刻を過ぎるまで嫌な顔せずに筆者の相手をしてくれた優しき振る舞いに謝意を告げると共に、子供達に負けずとばかりにお別れの挨拶をおじちゃんと交わしました。

「また来てくださいね!」

その様に言われた余韻に浸りトボトボ歩く道すがら、ふと後ろを振り返れば晩夏の大きな夕焼けに照らされる「みどりや」の緑色のテント!!
それがやたらとノスタルジーでね・・・・・

少年時代の夏休みを思い出しちゃいました。

皆さんも子供の頃の見果てぬ夢のかけらを探しに、「みどりや」に遊びに行ってはいかがでしょうか?

「みどりや」アクセス
東武アーバンパークライン「馬込沢」駅 徒歩10分
千葉県船橋市丸山3-7-12(丸山中央商店会 中)