市区町村面積ランキング全国NO2!(トップは岐阜県高山市)

急峻な暴れ天竜+優雅な浜名湖が育んだ鰻と、夜のお菓子「春華堂 うなぎパイ 」が名産。
国内TOPクラスをひた走るバイク産業に楽器産業。
忍耐強い家康公でさえ「焼くまで待てぬホトトギス・・・」になる事必至な浜松餃子でお馴染みの人口約80万を擁する県西の中心都市・浜松市。
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 (浜松駅を降りれば、ゆるキャラ「家康くん」がお出迎え!!!)

その1区・中区は、市のシンボル「アクトタワー浜松」・市の玄関口「浜松駅」、そして家康公の出世城としても名高い市民の誇り・浜松城を擁し、チョコバットでお馴染みの三立製菓をはじめ多くの企業が本社を構える、市の中心地とも言える街。
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(今回の舞台・中区早出町を流れる馬込川!風情あるね)

今回紹介しますは、とってもおしゃれで可愛らしいお店、手作り雑貨と駄菓子のおうち macp(まくぴ~)

浜松~遠州森経由~掛川を結ぶ風光明媚な遠州鉄道「曳馬」駅より、風情ある馬込川を見ながらトコトコ歩く事10分程度。
macpが見えてきた時は感動しましたね。おお!カッコいい!って。
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(物置的なプレハブスタイルの駄菓子屋。カッコいいね!)
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(いつでも子供はここにきて!こども110番の家。駆け込み駄菓子屋!)

「イ〇バの物置なんですよ、実は(笑)。父がコツコツと改造してくれたんです!」

筆者より幾分も若く、明るく、人懐っこい笑顔が魅力的なおばち・・ゴホンゴホン・・・
もとい店主と呼ばさせて頂きます(笑)。

プレハブながらも近未来的+女性的なソフト感をここまで出してくる外観について聞いた際の店主の回答に、超絶に家族愛を感じるのは筆者だけではないはず!
では中に入ってみましょう!
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(駄菓子・駄玩具がキレイに陳列!いいねぇ~)
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 (10円駄菓子の充実さに絶句!POPも丁寧、KAWAIIね!)

「うわー!キレイ!そしてスゴイ量ですね!!」

macp入店時、思わず口に出た筆者の言葉。
駄菓子の1品1品に、丁寧に価格と説明がPOPで書かれており、店内に漂う駄菓子屋ドリーム感はハンパなし!

それもそのはずでした。

macpの創業は2014年と新しいですが、駄菓子屋としての出自は古く、少し離れた場所で御両親が営んでいた電気屋の半分を「駄菓子のおうち」として改装・開店させたのが15年前!と云う由緒正しき血統の店主。

さらには店主の祖父もかつて「お菓子屋」を営んでおられたそうで、言うなれば店主は菓子のサラブレッド!

「私の代になっても、祖父と付き合いのあった駄菓子問屋さんから仕入れています。向こうも代変わりしてますが、繋がりって大切ですものね!」と店主。

いや~。素晴らしいですね!
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(ジャック製菓の10円当てくじ系駄菓子の種類はすごいぞ~!)
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 (人気駄菓子ランキング!順位は暫定ながら10円系は上位だね~!)

「祖父や母がやっていた時代とは少し違いますよね。個人情報保護法もそうですけど・・・。だから、子供同士が呼び合うのを聞いて名前を覚えたり、こちらから挨拶をして警戒を解いてあげたりと、試行錯誤の毎日です(笑)」

駄菓子の買い出しで留守の時、遠足や休み前などで子供が大挙する日などには、先代のお母さんに手伝ってもらっているそうです。
一家総出の駄菓子屋スタイル!素晴らしいですね!

そうそう。
macpの名前の由来は、飼っていたネコちゃんの名前の頭文字をとって名付けたとの事。

macpは親子3代のみならず、歴々のニャンコ達にも見守られた駄菓子屋って事です!
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(ねり消し、匂い消し、など。店主のこだわりの逸品も多し!)
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(優しくシャレオツな手作り雑貨!可愛くて筆者も数点購入!)

3代目が新たに切り開いたジャンル、そうです。手作り雑貨!!

カッコいいトートバックやポーチ、ハンカチからありとあらゆる小物が目を楽しませてくれます!
筆者も一目で気に入った「ブックカバー」を購入!愛用させてもらってますYO。
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(ワンちゃんスタイルのブックカバー。+スタイはハンカチとして使用!)

「駄菓子を子供達が、雑貨をそのお母さんや近所(遠方も歓迎だぞ!)の大人の方々が買いに来てくれて・・・これからも、世代を超えて町の人達に愛される手作り雑貨の駄菓子屋を目指していきたいです!!」と、筆者を店の外まで見送ってくれながら、凛とした笑顔で話してくれた店主。

その笑顔と、プレハブ小屋から顔を覗く雑貨類・駄菓子類に別れを告げて駅へと向かう道すがら。

若い世代が駄菓子屋で頑張っている姿に勇気づけられると共に、「皆に愛されるのはもちろん、全国のネコちゃん好きが集う駄菓子屋になるかもなぁ・・・」なんて事を想像してみるのでした!

「macp(まくぴ~)」アクセス
遠州鉄道「曳馬」駅 徒歩10分
静岡県浜松市中区早出町998-4