山梨県山梨市。

眼下に広がる甲府盆地を悠々流れる笛吹川、見上げる先には富士の山。

新日本三大夜景(※)に選ばれた笛吹川フルーツ公園からの望む宝石を散りばめた様な甲府盆地は必見!
故・ジャンボ鶴田氏の故郷である牧丘町と三富町と合併⇒人口は約3万5千に膨れ上がり、武田信玄公が築いた防水林が名の由来・万力公園や、公の隠し湯と言われる秘湯「岩下温泉」・景色が激ヤバな「ほったらかし温泉」など、歴史と自然に彩られた見処・湯処が豊かな町。

新日本三大夜景・夜景100選参照。
他に福岡県北九州市・皿倉山の夜景。奈良県奈良市・若草山の夜景が挙げられる。
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 (笛吹川フルーツ公園より。夜景は各自が目で見るべし!)
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 (笛吹川と中央線のコントラストが最強。小旅行なら山梨へ!)

今回はその山梨市の中心ターミナル「山梨市」駅から歩いてすぐの場所にある、とてもファンキーで面白いおじちゃんのいる「駄菓子屋おがわ」をご紹介します。
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 (駄菓子屋の幟が目立つ!!遠めからでも車からでも分かるぞ!)

「おがわ」の創業は今(2015年現在)から50年以上も昔の事。
現おじちゃんの祖父母の時代より続く、由緒正しき駄菓子屋です。

正面から見ると「駄菓子屋」の幟がはためいており、とてもいい感じの面構え。
これは期待できますぞ!早速中に入ってみましょうか!
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 (おお!とても整然とした配置!沢山、種類もあるぞ。)
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(ゼリー系の駄菓子も充実の品揃え!これは圧巻だね。)

広い店内は駄菓子・駄玩具の他にも花火や面白グッズなどが所狭しと置かれていて、子供達にとっては堪らないワンダーランド。
まあ、筆者のような駄菓子好きのオッサンにとっても似たようなモンなんですがね。
見ているだけでも楽しくって仕方がないってなもんです!

ニヤニヤしながら店内を見回していると、「いらっしゃいませ!」と奥から人懐っこい笑顔を浮かべて、おじちゃんが出てきてくれました。

さっそく、駄菓子屋研究家の名刺を差し出す筆者。

「え。。駄菓子屋研究家???そんな人がいるんですねぇ(笑)」と、一瞬浮かべた驚きの顔から一変。すぐにまた笑顔に戻って、色々と話してくれました。それが面白いのなんの。
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 (駄菓子だけではないYO!色々な面白いグッズや掘り出し物も!)

「駄菓子の仕入れに甲府によく行きますが、日暮里(東京)や名古屋・静岡で買う事もありますね。旅行がてら!みたいで面白いでしょ(笑)」と、のっけからエンジン全開!

購買するエリアの広さは驚愕に値しますが、おじちゃんの人柄や商売の幅の広さも半端無い。

実は筆者が訪れたのは、夕刻も夕刻。
蜩も鳴き止んだであろう、或る夏の7時過ぎの事。

「PM7時過ぎに戻ってきます」

午後の3時過ぎに一度訪れた「駄菓子屋おがわ」の店先に掛けられた立札を見て、所用を済ませ、帰りの特急の時間少し前に再訪した筆者。
本当に7時過ぎに開いててビックリしたと同時に、相当嬉しかったです!
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 (笛吹川沿いから虫の声が鳴り響く時間帯に開いてる駄菓子屋!)

さらにさらに。
実はおじちゃん。駄菓子屋の他にもリサイクル店のオーナーでもあり、シャレオツなBARのマスターでもあるんです!
2足のわらじならぬ、3足のわらじを履いているおじちゃん。どう?超ファンキーでしょ!

「電車まで少し時間があるので、BARで一杯飲んでいってもいいですか?」と言うと、「大至急店を開けるから、裏に回って!」と、慌ただしく走りまくるおじちゃん。
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 (裏手に回ると「L・River」の入り口に。シャレオツなショットバー)

「BARを開けてる時間でも、駄菓子屋のドアが開けば音が鳴る様になっていてお客さんが来たと分かります。昼は子供達相手で向こうにいますが、夜は行ったり来たりです!!」と笑うおじちゃん、もとい、ここではマスター!

おいしいお酒と楽しい会話で、あっという間に時は過ぎ・・・・

「もっともっと、駄菓子の種類も増やしたいし。リサイクルショップもガッツリ整理してやっていきたいし。もちろん、L・Riverも頑張ります!だから、絶対にまた来てくださいね」と、再訪を誓う筆者とマスター。
別れ際にがっちり握手したのはロンのモチです。

店を出たのは、東京行の特急電車が駅に滑り込むほんの少し前で、正直、結構危うかった・・・

完全に日の落ちた甲斐路を走る車窓から。
宝石箱を散りばめた様な美しき甲府盆地の景色をぼんやり眺めながら浸る余韻。最高でしたYO!!

皆さんも山梨を訪れし時は、遅くに行っても店を開けてくれるファンキーな3足のわらじを履くおじちゃんのいる「駄菓子屋おがわ」に、行ってみては如何でしょうか?
大人だけなら、ナイトスポット「L・River」もおススメですYO!

「駄菓子屋おがわ」アクセス
JR中央本線「山梨市」駅 徒歩5分
山梨県山梨市上神内川1543