駄菓子が世界共通語「Dagashi」たる礎の一つ、「元祖・梅ジャム」を生み出した「梅の花本舗」。

当ブログでこの伝説の駄菓子を扱える事に最大級の誇りを感じると共に、今なお第一線に立ち続ける「梅の花本舗」の創業者かつ今なお現役の高林 博文氏と、氏の偉業を余すところなく伝えてくれた「荒川ゆうネット※」に最大級の敬意を称します。
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 (このパッケージを見れば口中に広がる唾液の洪水)

梅ジャムの誕生は戦後間もない昭和22年(1947年)の事。
戦時下のきつい規制が終わりを告げ、一面の焼け野原から人々が立ち上がり始めたとは言え、その頃はまだ、後に東洋一のマンモス都市と呼ばれることになる東京の面影はなく、国民みんなが平等に貧しい時代でした。

以来70年近く、梅ジャムに文字通り「人生をかけて」取り組んできてくれた梅の花本舗。

少し前までは味違いの同型「オレンジジャム」も駄菓子屋で発売していたのですが、今は「頼まれたら少数だけど作っているらしいYO・・・」との事。(中の良い問屋筋からの情報)

もう生産中止かと思っていたが為、その情報に久方ぶりに心が踊念仏状態だけど良いよね?
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 (駄菓子屋でも売ってたよね!これ単体で味わうのが通)

発売当初は紙芝居屋さんがメイン購買筋。
後に駄菓子屋⇒縁日の屋台へと主要客先が移り変わっていきました。

1ヶ=10円という最強コスポと、パーペキな味わい(すっぱさが魅力だよね!)は昔と変わらず。
単体でも美味しいのに、その味わいが究極系に昇華するのはあの駄菓子と組み合わさった時!!

ご存知、1袋=20円・佐藤製菓 ミルクせんべい(ソースせんべい)。
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 (最強ツープラトンってこの事?空前絶後の味が君の味覚を襲う)

寿司にわさび。ラーメンにチャーシュー。愛新覚羅溥儀に丸ぶちメガネ。etc・・・・・・
当たり前の様に、世の中には上記の様に最強の組み合わせがありますが、駄菓子界の最強の組み合わせと問われれば、梅ジャム+ミルクせんべいと答える好事家は相当数に上がるはず!(酒のつまみにもバッチリ!)

梅の花本舗に筆者は、実る稲穂以上に頭を垂れる事しかできません・・・本当にありがとうございます!
いつまでも愛情たっぷり梅肉使用の梅ジャムで、日本中を元気づけていてください!

最後に「荒川ゆうネット」のインタビューで巨匠・高林氏が語ってくれた言説をもって結びとさせて頂きます。

「親を助けたい!その気持ちで作り始めた「梅ジャム」。これからも作り続けていきますよ!」

※荒川ゆうネット=平成16年~22年まで開設されていたサイト。荒川区の偉人・歴史・風土に至るまで、とても詳しく愛情溢れるタッチで掲載していたサイト。筆者の尊敬している地域活性ポータルサイト。