大阪市(人口約270万)を抑え、市町村の中では日本NO1の人口約370万を擁し、東京23区に迫る18区の恋人も濡れるシャレオツな街角(行政区)を誇る湾岸都市横浜の1区・港北区。

The 横浜な「みなとみらい地区(中区・西区)」と共に都心ツインコアを成し、「日産スタジアム」や「新横浜ラーメン博物館」でおなじみ、東海道新幹線の主要ターミナルでもある「新横浜地区」や、独特のオーラを放ち続ける菊名・小机などを擁する、横浜18区中最大の人口(約34万人)を抱える街。
rps20141023_081559
 (独特の町並み。東横線クオリティ爆発な菊名駅前)

今回は港北区・菊名の綱島街道そばにあり、子供達はもちろんの事、菊名で育った大人達からも愛され続ける駄菓子屋「文房具まるみや(※以下まるみや)」を御紹介します。
rps20141023_081631
 (ガチャガチャの配列がいいね!横向きでお出迎え)
rps20141023_081614
(ゲーム機、少し休息中。いい感じの路地だね!)
 
「まるみや」横の路地がすごくイイ!。
以前行った際は数台のゲーム機が置かれ稼動していましたが、先日訪れた時は「お休み中」でした・・

それにしても駄菓子屋+路地=子供の天国(車の心配がない安全地帯)な事に昭和も平成も違いはないんですねぇ。すばらしき財産です。
rps20141023_081735
 (子供の手に届く位置に駄菓子。見上げる先に駄玩具。いいね!)

その名が示すように、元々のスタートは文房具・学芸品のお店としてスタートした「まるみや」。
徐々に駄菓子・駄玩具を扱い始め、今では横浜市内でも少なくなった貴重な駄菓子屋になりました。

「この辺りも昔は何軒も駄菓子屋があったんですがね・・・」と、今年(2014年現在)83歳になるおじちゃんが菊名の今昔から始まり、菊名周辺の駄菓子屋事情や子供達の駄菓子の趣向の変化などを丁寧に教えてくれました。

「うちに無い駄菓子がそばの店にあったり、逆に他で無いものがうちに置いてたりして。一昔前は子供達も駄菓子屋の掛け持ちが出来た良い時代でしたね」と、町内に数軒も駄菓子屋があったのが普通だった時代の事を、懐かしむ様に話してくれました。
本当に勉強になりました。ありがとうございます。 
rps20141023_081757_407
 (「まるみや」にしかない優しい温もり・思い出を求めて)

「まるみや」徒歩圏内(少し離れているらしいですが)に実家のある、筆者の友人の話。
帰省の折に散歩がてら子供達を連れて駄菓子を買いに行くそうで(今住んでいる街には駄菓子屋自体が無いとのこと)、駄菓子を選ぶ子供達の目の輝きが半端じゃなく、いい勉強の場になっているとの事。

その話をおじちゃんにすると、少し間をおいてから顔を崩してニッコリしてくれました。
そして、「自分の子供を連れてきてくれたり、ぷらっと来てくれる人もいたりで・・・別れ際に「おじちゃん、いつまでも元気でね」って言ってくれたりして。立派になった姿を見せてくれる事がなにより嬉しい事です。」と感慨深そうに話してくれました。

菊名の街には、子供達はもちろんの事、成長して巣立った若鳥や子どもを連れて戻ってくる親鳥を、いつでも優しく包み込んでくれる「まるみや」という大木(駄菓子屋)が残っています。

皆さんも菊名に行かれた際は、そして菊名で育った人は思い出と云う名の優しいぬくもりに包まれに「まるみや」に行かれてみてはどうでしょうか!

「まるみや」アクセス
東急東横線・JR横浜線 「菊名」駅 徒歩3分
神奈川県横浜市港北区菊名6-3-4