静岡県沼津市。

一度は行くべし！超激シブな「沼津港深海水族館（シーラカンス・ミュージアム）HP」。
ぶっちぎりで日本トップ（よって世界NO1）の生産量を誇る「アジの干物」を皮切りに、目の前に広がる風光明媚な駿河湾の恵みと霊峰富士からの世界遺産パワーは、訪れし旅人の五感全てを強烈に魅了、西伊豆・中伊豆への玄関口に位置する人口約19万5千人、静岡東部の中心を担う街。

 （戸田と書いて「へだ」と読む。雄大な駿河湾に胸キュン！！）

今回はその沼津市の南部にあり、駿河湾の深いエリアに隣接している為に深海魚・タカアシガ二が多数水揚げされることでも有名な戸田（へだ）港そばの駄菓子屋「マキヤ商店」を御紹介します。

 （ガチャガチャが置かれる入口付近。いいね！）

「マキヤ商店」の創業は今より50年以上も昔。

「今年（2014年現在）の冬がこの半世紀で一番大変だった。嫁いできてこの方、経験した事が無い程の大雪が降ってね・・・・」と御年86歳になるおばちゃんが大雪の話から始まり、戸田の今昔や子供達の事、人気の駄菓子について、優しく、とても丁寧に教えてくれました。

それにしても温暖この上ない沼津（伊豆周辺）で大雪が降るとは・・・ビックリしました。
もはや異常気象はゲリラ豪雨だけではないですね。完全に。

 （駄菓子やジュース類、駄玩具にプラモデルとなんでもござれ！）

 （1ヶ5円のチョコが大人気！種類も豊富で楽しいYO）

「マキヤ商店」では豊富な種類の駄菓子・駄玩具に加え、アイスやジュース類も取り添えています。
地元で育った子供達の大切な憩いの場としてだけではなく、釣りや海水浴に来た人達、そして最近増えているのが「海沿いに見える雄大な富士山を見に来る観光客」達で、彼らのお腹を満たし、ノスタルジックな懐かしさをも提供してくれる港町の懐深き駄菓子屋なのです！！

それだけではありません！！

 （プラモデル・ミニ四駆の数々。掘り出し物も見つかるかも？）

筆者も思わず見惚れてしまった、このプラモデルの数々！！
さすが「世界のTAMIYA」のお膝元・静岡だけあって、燦然と輝くW☆マークの「TAMIYA」製ミニ四駆・プラモデルが所狭しと置いてあります。

なんと夢のような空間なのでしょうか！！

 （ガンダムが守るその奥には、おばちゃんの宝物が・・・」

そんな夢のような空間に通い、おばちゃんと話し、成長して巣立っていく（巣立っていった）戸田の子供達。

入り口正面に置かれたショーケースの中には、逆に子供達からおばちゃんへのプレゼントが大切にしまわれています。おばちゃんは、それを「宝物」と言っていました。

完成系のガンプラではありません。
それに守られている後ろの色紙に注目！

「いつもありがとう！」　「おばちゃん、いつまでも元気でね！」と。
この正体は、戸田の子供達が日頃のおばちゃんに対する感謝の気持ちを、自分たちの言葉で綴った色紙。

駄菓子屋を多くまわっている筆者はこうした事に出会うたびに深く感動します。
「マキヤ商店」のおばちゃんと戸田の子供達の関係、それこそが「町の宝」なのだと思いました。


「毎日来てくれる子供達の為にも、里帰りした際に寄ってくれる人の為にも頑張ります」と言った後、「それに、今高校生の孫娘に成人するまで頑張って！！と言われてますので。」と笑いながら言ってくれたおばちゃん。

いつまでもお元気で、町の宝物であり続けてくださいね！おばちゃん。

「マキヤ商店」アクセス
伊豆箱根鉄道「修善寺」駅より東海バスにて約50分
伊豆中央道「大仁中央IC」より車50分
東名高速　「沼津岡宮IC」より車70分
静岡県沼津市戸田３１８