夏の終わり。

蜩の儚い鳴き声が全く聞こえない(40年近く住んでいるが一度も聞いたことない)東京の下町にて、筆をとっておりまする・・・

太陽の方ではなく地面の方へ力なく首を垂れ始めたヒマワリを見ると、何とも言えない慕情感に包まれませんか?
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(子供の頃は確実に感じた「夏休みのにおい」。今はもう・・・)

昭和~平成にかけて咲き誇ってきた駄菓子・駄菓子屋達。
それはいつの日か、夏の終わりのヒマワリの如く、過ぎ去りし少年時代の夏休みが如く、人知れず「想い出」の世界の住人へと姿を変えていく・・・・

駄菓子業界を取り巻く厳しさは、日本が抱える諸問題の縮図とも言える構造であり、ここ1~2年で廃業された駄菓子メーカー(駄菓子屋も多い・・😢)が多いのは周知の事実。

梅の花本舗(東京都。梅ジャムなど)
雷屋(京都府。キングカレー・お好み焼きせんべい・カレーせんべいなど)
まるたけ食品工業(群馬県。飲料系駄菓子など)
などの廃業の御知らせに、多くの人はショックを受けたに違いない。

・内的要因  生産者の高齢化・機械の老朽化・後継者不足・少子化など
・外的要因  原材料の高騰・環境規制の強化・ネット通販の普及など

いつやめてもいいはずなのに、「体が動けるうちは!」と・・・・
その体を突き動かす原動力は、「子供達が喜ぶから!」で・・・・

駄菓子作りとは、秋に泣き、冬に耐え、春に咲いた努力の結晶であると、今さらながら、そして改めて実感しました。

「トンガリ菓子」で有名な名古屋市中村区の井桁千製菓さん、2018年の8月をもって廃業されました。

ここでは何をか言わん。ただただ頭を垂れるのみ。
本当にありがとうございました。

以前、トンガリ同様に井桁千さんの人気商品「ソフト菓子」を比す内容のブログをUPしていたので、再UPすることをもって結びと変えさせていただきます。

以下・原文ママ(2014年5月7日)

豊臣秀吉の生まれ故郷と言われる名古屋市・中村区の駄菓子メーカー「井桁千製菓」。

前回御紹介した「井桁千製菓 トンガリ菓子」に続いて、尖った先端に丸みを帯びて、味覚・視覚ともに一点の死角なし。
ほど良い甘みで日本中の子供を(おっさんの筆者も大好きですが・・)を魅惑する「ソフト菓子」(以下・ソフト)を御紹介します。
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 (筆者が買ったのはチンパンジー。他に何種類かの動物パターン有)

一袋4ヶ入りの「トンガリ菓子」(以下・トンガリ)(20円)と比べて、6ヶ入りで大きさもUPで価格は30円。これは嬉しい。

小ちゃな頃から悪ガキで、15で不良と呼ばれていた駄菓子界の尖ったジャックナイフこと(誰も言ってないがね・・・)トンガリと、優しくマイルドな大人の魅力を兼ね揃えたソフト。
味は同等だが、違いは価格だけではござらん。比較を見て頂こう。
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 (トンガリはさすが傾奇者だけあって、色が奇抜だねぇ)
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 (向かって左がトンガリ。右がソフト。丸み帯びてるでしょ!)

左側、鋭い円錐型がトンガリ菓子。色も数種類あり鮮やか。
右側、Bigな円錐台がソフト。色も単一。並べると大きいね!

どちらにしても、バクバク口に放り込みたい気持ちを抑えながら、1ヶずつ食べていくのが乙。
中身のソフトと外側のコーティングモナカを共に食せば、もう無敵コマンド発令状態ですね。美味しすぎる!!!

井桁千製菓、ありがとう!
これからも美味しいソフト(トンガリもよろしくメカドック)で、日本中を元気にし続けてください!