東京都世田谷区・烏山。

セレブの多さも納得。23区TOPの人口(約89万人)とNO2の面積を持つかなりメジャーな区として内外に知られる世田谷区の最も西側、三鷹市との境に位置し,人と車が流れに流るる「甲州街道」がこの辺りからいい感じに昔の面影を髣髴させ始める、ちょっと旅情をくすぐる町。

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 (昔は馬だったのよね!今の自動車は・・甲州街道より)

今回は北烏山で、昭和42年(1967年)創業。
46年(平成26年現在)の歴史を持つ駄菓子屋「ふじや藍沢商店」を御紹介します。
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(タバコの自販機とガチャガチャのコラボ。いいでしょ!)

外から店内を見ていると常連さんと思しきお客さんとおばちゃんが笑顔で談笑中。
常連さんが店を出て行ったすぐ刹那を狙い店内へ。

「いらっしゃい」と、若々しくエネルギーあふれるおばちゃん(のちに年を聞きましたが、10歳くらい若く見えましたね。毎日子供と話していると若くなる駄菓子屋マジック健在)がとても明るい口調と笑顔で出迎えてくれました。
そう、さっきの常連さんと話しているのと同じ笑顔だったのが印象的でしたね、ハイ!
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(シール関係、やっぱりAKB・嵐は超人気なんだって!)

筆者が駄菓子屋を巡っている旨を話すと「世田谷区って金持ちのイメージがあるでしょう?だからまだ残ってると思わなかったんじゃない?」と少し前までマジで筆者が思っていた核心を突かれ、思わず笑ってしまいました。

若くして嫁いできたおばちゃんは、町の移り変わりと自分の人生を重ねるかのように丁寧に、そして何より楽しそうに話してくれました。聞いてるこっちも元気を貰っちゃいますね。もうもう。
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(かわいいラック状お駄菓子BOX!センスいいね!)

貰っちゃったのは元気だけではありません。
筆者と話しながらも、賞味期限が迫った駄菓子を何個かおばちゃんの千里眼で見つけ、「サービス。もってってね」と言われ、貰っちゃいました。ありがとうございます。

筆者が子供の頃(昭和50年代ね)にはなかった駄菓子への賞味期限の義務付け。
日本食品ブランドを世界最高峰に押し上げた食品衛生法やJASの厳格な制度は、国民の信頼もハンパないし安心もこの上ありません。

しかし筆者一個人としては「駄菓子はしけっていたほうが美味しい」と思ってやまないし、グローバルに活躍するには英語より胃袋強化策だって・・
今の日本人は新興国行ったらas soon as下痢です(硬水にやられるっていうのもありますが・・)。これけっこうマジ。もう少し甘く設定して胃袋鍛えてもいいんでない?
農林水産省様。そこんとこ、よろしくメカドック!

っていう賞味期限の話をおばちゃんともしました。お互い笑いながら。
楽しかったなぁ・・・・
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 (賞味期限は安心・・・でも、グローバルに強い胃袋は育たんて・・)

最近は息子さん(じきに3代目になるかも?)が仕入れや駄菓子の配置等を手伝ってくれていて、その事を頼もしそうに、そして何より楽しそうに話すおばちゃんの姿が輝いて見えました。

「よく笑い・よく話す。」
この事が何より、「人間を元気にさせる源なのだなぁ」と「ふじや藍沢商店」のおばちゃんを見ていて改めて想いました。

「ふじや藍沢商店」アクセス
京王線「芦花公園」駅・「千歳烏山」駅 徒歩8分
東京都世田谷区北烏山1-13


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