埼玉県川口市。

鋳物と言えば我らが十八番(オハコ)。
まるでその身に溶かし込むかの様に鳩ヶ谷市を「平和裏」に合併し、荒川を挟んで東京都心へのアクセス良好・子育てに優しい環境創りも相まって若い世代に人気、県下NO2の人口(トップは県庁所在地さいたま市の約124万人)約56万人を擁するキューポラのある街。

今回は川口市・前川町の駄菓子がいっぱい「守田菓子店」をご紹介します。

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 (「守田菓子店」遠影。オレンジのテントが目印なり。)

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 (「もりた」って優しい平仮名がいいねぇ~。近影)

駄菓子屋としての「守田菓子店」の船出は平成17年(2005年ごろ)、元々は量り売りを主体とした御菓子処(おばちゃん曰く、大人のお菓子)から駄菓子をメインに置く駄菓子屋にチェンジしていきました。

今では近所の子供達はもちろんの事、そのお父さん達のハートもがっちりキャッチしています。

その理由とは?
さっそく中に入ってみましょう。
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 (手書きのPOPが見やすいでしょう!素敵っス。)

思わず漏らした「スゴイ量ですね!!こんなにもいっぱい!」という感嘆の声。

その声を聞いて、ニッコリしながらおばちゃん「ゆっくり見てってくださいね」と。
いい年こいたおっさんが、本当にゆっくり見入っちゃいました。

そう、お父さん方のハートを鷲づかみにしているのが、豊富な駄菓子と丁寧なPOP値札で一目瞭然な分かり易さ。
「俺の子供の頃~」と言っているのが目に浮かびますわ。
恥ずかしながら筆者も、そのPOPを見て初めて「正式名称」を知った駄菓子もありましたね。

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(値札張るのって思う以上の重労働だよね・・)

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 (再安は5円から。バリエーションを増やしたいときは是非に)

「土曜・日曜は親子連れのお客さんが結構きてくれる。この街で育った人も、越してきた人たちも。みんなが気軽に寄れる場所になればいいね。」とおばちゃん。
いい話や・・・

若い世代を中心として「新住人」が増え続ける、鋳物の街・川口。
そこには新旧の垣根を溶かし込む、やさしい雰囲気に包まれた駄菓子屋が残っています。

皆さんもそんな「守田菓子店」で、童心に還ってみてはいかがでしょう?

「守田菓子店」アクセス。
JR京浜東北線「蕨駅」・JR武蔵野線「東浦和駅」下車 徒歩30分
東京外環自動車道「川口西IC」降りてすぐ
※ベルク川口前川店 目の前
埼玉県川口市前川町4-152


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