東京都中野区・新井薬師。

世界中の道追い人(オタクの事ですわ・・)の聖地・秋葉原よりCOOLでアナーキーな導かれし者達が闊歩する中野駅周辺。(中野ブロードウェイは激シブ)
そこから少し歩くと現れる区内最大級の寺院・新井薬師(梅照院)は区民のメイン参拝テンプルであり、周辺は昔ながらの門前町と商店街とがいい感じで交じり合うカフェ・オ・レのような町。

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 (梅照院が正式名称。新井薬師の門前より)

今回は、その新井薬師の門前で1967年(昭和42年)創業。
今年で46年目に突入した駄菓子屋「すずめ屋」を御紹介します。

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 (日差し避けのテントはこの時期はまだまだ必至アイテム)

「すずめ屋」とは愛称でもあり正式な屋号でもあります。
今のおばちゃんのお母さんが創めた際に、「雀が好きだったから」その名前がついたとの事。
ほんわかとしたエピソードですね!

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 (並列に並べられたガチャガチャがいい味を醸し出す)

「夏休みや正月には、昔ここに来た子が大人になって自分の子供を連れてくる。それが何とも楽しみだねぇ。」と暑い最中、おばちゃんは嬉しそうに語ってくれました。

さらに、新井薬師への参拝客が膨れ上がる正月には、「すずめ屋」で育った人たちの他にも駄菓子屋の懐かしさに浸かれた大人達がたくさん訪れます。

一過性の懐かしさから訪れて、おばちゃん・店内の雰囲気が絶妙ないい感じ度合いから「すずめ屋」のリピーター(年に一度、家族で訪問)になる人もいるそうです。伝わってますねぇ。駄菓子屋の素晴らしさが!

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 (駄菓子屋のもつ魅力が詰まった店内。いいねぇ)

おばちゃんと話していると店の軒先で雀が「ちゅんちゅん」鳴きながら舞い降りてきました。
すずめ屋の軒先に雀が舞い降りるなんて・・・かなりミラクルですわ。
頭の中のボーイソプラノ君が永井真理子の「ミラクルガール」を熱唱し始めましたのは言うまでもありません。

さあさ、暗くなる前に、雀と一緒に帰ろう。
新井薬師にお参りした際は、気持ちをふんわりさせてくれ、童心に戻してくれる駄菓子屋「すずめ屋」にも行かれては如何でしょうか?

「すずめ屋」アクセス。
JR総武線・中央線 東京メトロ東西線「中野駅」徒歩10分
西武新宿線「新井薬師駅」徒歩5分
東京都中野区新井5-1



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