東京都立川市。

都内の人口の1/3(約400万)を有する三多摩地方。
その中心的存在としての名に恥じず、米軍基地移転後(昭和52年、現横田基地へ)の駅前開発は目を見張るレベルに達するも、少し歩けば今なお下町情緒が残る新旧サザンクロス恋唄な街。

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 (立川駅前より。商業ビル・テナントビルの多さに圧巻)

猛烈に蛇足ですが、実は筆者、この立川市に思い入れがありまして。
「ビーバップ・ハイスクール」ファンなら必ず楽しめること間違いなし、80年代の不良中学生たちを描いたゲッツ板谷氏の自伝的小説(映画化もされてます)「ワルボロ」の舞台がここ立川なのです。筆者は何度も見ましたね。オススメです。


ロケの撮影地は埼玉北部・群馬の高崎市周辺がメインと聞きましたが、出てくる地名(錦町・羽衣町・曙町など)は今も変わらず残っており、かなり胸キュン刑事です。

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 (映画見た人、なんか見覚ある?3中そばにて撮影)

今回はそのときめきメモリアルな立川の羽衣町にある駄菓子屋「くりはら」を御紹介します。

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 (中はどうなっているのやら?優しい色使いにウットリ)

「くりはら」創業の歴史は55年ほど前にさかのぼります。現在のおばちゃんは2代目。

まだ米軍基地があった40年位前までは地元の子供達の他に、地元に住むアメリカ兵の子供も多く「くりはら」にやってきたそうです。

全てにおいて「大は小を兼ねる」路線のアメリカのお菓子の味は大入りで超大味。「柔良く剛を制す」路線の日本の駄菓子は安価とインパクト。この2者をアメリカの子供達はどのように思って食べていたのか?今どう思っているのか?正直知りたいなぁと思いました。

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 (駄菓子と駄玩具がセンス良く並べられる店内)

「この辺りも昔は古い街並みで、今はマンシャンやビルが多いし子供も少なくなったね」とおばちゃん。
事実、昔は「くりはら」の目の前は羽衣公園と言う比較的大きな公園で、土曜日ともなると子供でごったかえしていたそうです。今は往年の半分くらいの数になってしまったそうです・・・日本中同じですね。

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 (思わず上段に積まれた駄菓子を箱買いしそうになる・・・)

上記の羽衣公園は地元の子供達には代々「くりはら公園」と呼ばれているそうです。
「くりはら」で買って・食べて・話して→公園で遊ぶのサイクルが自然と公園自体を「くりはら」と同化させ、その様に変化していったと考えられます。

駄菓子屋に代々継承されていく愛称・ニックネームにも言えますが、そうした不文律の伝統(共通点)こそ地域社会の要なのではないかと思います。何かにせよ、それが残っている地域は、それが「オラが町の宝物」であると気づいて然るべきだと思いますね。真面目に。

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 (壁には一面に駄玩具が!トミカもあるよ)

好きな映画・小説の舞台でもあり、素敵すぎる駄菓子屋にも巡り会え胸アツな気分になり「くりはら」を後にしました。
とにかく、「ワルボロ」好きな方は是非とも立川探索はオススメしたく、歩き疲れたら「くりはら」で身も心も胃袋も満たされてみては如何でしょうか?


「くりはら」アクセス
JR中央線・南武線「立川」駅 多摩都市モノレール「立川南」駅 徒歩15分
JR南武線「西国立」駅徒歩8分
東京都立川市羽衣町2ー33


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