埼玉県北葛飾郡・松伏町。

埼玉の東南部にあり、町内に鉄道駅が存在しない為、隣接する春日部市・越谷市・吉川市や江戸川を挟んで対岸の醤油で有名な千葉県・野田市へのバス路線網が充実のラインナップを誇る人口約3万の小さな町。
石川遼選手とゴッツ石島選手の出身地としても有名で、町の中心地にある町役場には両選手の特設コーナーを設けるなど中々ナイスショットな試みを仕掛ける町でもあります。


今回はその松伏町の町役場のすぐ隣で35年前(その前は八百屋だったそうです)から地域にナイストスを上げ続ける駄菓子屋「鈴木商店」を御紹介します。

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 (いい感じでショット!奥の白い建物が松伏町役場)
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 (正面より雄姿を接写。広い入口と店内に感動)

「鈴木商店」は元が八百屋だった名残でしょうか?一枚の写真で収まりきれない程入口・店内共に広く、それに比例し駄菓子・駄玩具の種類も豊富です。
小学校の下校までの時間帯は町役場帰りの地域の人やお年寄りの憩いの場となっています。おじちゃん・おばちゃんも地域の人とは阿吽の呼吸と言うか、そうでもない素人ゴルファーに対するタメ口キャディの様に親身に耳を傾けていました。
こういう場って大切ですね。痛烈にそう思います。

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 (店内左側より。駄菓子の奥に食料品も見受けられる)

松伏町には現在小学校が3校・中学校が2校しかないそうで、おじちゃん・おばちゃんは登下校時に毎日かかさず店の前から子供達に挨拶を続けています。頭が下がります。

「10年位前までは大体100人の子供が前を通った。今は60人位かな?」と、おばちゃん。役場の誰より一帯の事情通なのではないでしょうかね?
とにかく、未来にアタックする子供達にトスを上げ続けるその姿勢は素晴らしい事です。

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 (店内右側より。上に駄玩具・下に駄菓子の二段構造)

筆者が店を出る時、おじちゃん・おばちゃんとも店の前まで出て来てくれて、「駄菓子屋を回っているなんて、傍から見る以上に大変でしょう・・・でも頑張ってください、応援してるから。また来てくださいねぇ」と温かい言葉をかけてくれました。

ゴッツ石島選手の様に強烈なアタックはできませんが、「鈴木商店」のおじちゃん・おばちゃんが挙げてくれた筆者への温かなトス。心の中で大事に大事にアタックさせてもらいます!

「鈴木商店」アクセス
各路線バス「松伏町役場前」下車すぐ。
埼玉県北葛飾郡・松伏町2405

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