下町と言えば先ず真っ先に名前が挙がる台東区浅草。
カブトガニの産卵時♀に群がる♂かの如く多くの飲み屋が覇を競うこの街にあって、私の中学からの友人が新たにお店をOPENさせたので、こちとら御祝いにUPします。

店の名は「㐂よし」(きよしと読みます)。場所はたぬき通り商店会。商店会というより、浅草クオリティを前面に押し出す「あゝ上野駅」世代には堪らない新レトロともいうべき渋い飲み屋街です。
たぬき通り商店会HP

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   魚介類の旨さには定評あり。自転車の持ち主には要注意勧告。

幕末にまで遡るたぬき通りの名の由来。
上野戦争(彰義隊で有名)で浅草に逃げ込んだ狸VS浅草の地狸の間で巻き起こった仁義なき狸合戦ぽんぽこが、両者の和解で決着→守り神になり今に至るとの事です。
う~ん、人間に置き変えると複雑な様相を呈しかねないので、この辺で言及はやめておきましょう。

さて、店内ですが。
カウンター6席と御座敷で構成されていて、店主と他のお客さんとの距離が近く、非常に温かな場になっています。
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      気づけば隣のお客さんと莫逆の友になっている事も

ここに来る人はみんなが友達。古き良き日本のその伝統がここには根付いていくのでしょう!

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      有志からのプレゼント。ここに筆者の名もあるとの噂。

ちなみに「㐂よし」とは店主の亡くなった祖父の御名前です。このような味な真似、中々できるものではありませんね。

新しき・きれいな店から、古き良き浅草を後世に伝える店。浅草「㐂よし」。
はしゃぎすぎると飲み屋だけに店主のカウンターパンチが飛んでくるかもしれませんが、このブログを見た!と言って頂ければ、MoreDeepな浅草の話が聞けるかも知れませんね。一度「㐂よし」に行って浮世を忘れて飲みに興じてみては如何でしょうか!

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